夫の浮気が発覚した際には、最も初めに頭に浮かぶ単語は
離婚
では無いかと思います。
しかし離婚と言うと一大事ですから、少なくともまずは「別居」して頭を冷やし、今後の戦略を考えていくべき、と思われる方も多いでしょう。ここでは夫の浮気により別居を考えたものの「今後どうすれば良いか分からない;;」という方向けに情報をまとめてみました。
ここで妻がすべきことというのは、
- 妻独りでやるべき事
- 夫と二人でやるべき事
このようにやるべき事を分ける事が出来ます。
Contents
夫の浮気で「別居」したい!妻が自分自身のみで、夫と関わらずに、確実にやるべき別居前の準備3つ
別居を考える際に見失わないで頂きたいのが
自分自身の幸せとは何か
だという事。
体裁などで無理に夫と一緒に居る事はお勧めできません。ここでは「今どうしたら良いか分からない」という方向けに、考えの整理の仕方をご紹介しています。
別居前にやるべき事は子供が居るいないにかかわらず離婚の可能性を考えることです。別居して元の鞘に収まるケースは意外と少ないので、離婚する気がないなら別居は思いとどまる方が良いケースもある事を知っておきましょう。
1.「今後」を考える
何よりもまず別居を考えるならば
- このまま離婚したいのか
- 修復の為の別居なのか
この二つのどちらの方向性を考えているのか、ある程度自分の考えを持っておくことです。
やみくもに別居してしまって、ただただ夫の自由な時間を増やしただけだった、というパターンは避けたいですね。
別居を意味あるものにするには今後のことを長い目でみておく必要があります。
そして、その間の経済的な問題も夫婦間で話しておく必要があります。別居になったとたん、お金を家に入れなくなったりしても問題ですし、場合によってはお互いの両親も巻き込んで取り決めをすることも大事。
2.やるべき事のリストアップを
別居に向けてやるべき事は非常に多いのです。これを整理し、まずは頭の中を冷静に整頓しなくてはいけません。
- 離婚するのか修復するのか方針を決める
- 子供達の学校の転校手続き
- 自分の仕事の事、収入
- 夫から養育費としていくらもらうか
- 自分の親、夫の親、親族への報告
- 引越し作業
- 仲良くしていたお母さん達への報告
などなど。
やるべきことがたくさんあり過ぎて悲しんだり落ち込んだらしている余裕が無いレベルですので、頭を冷やすためにもリストアップをしてみましょう。
3.証拠集めは必須
別居前に、何よりもしっかりとやらなくはならないのは
夫の浮気の証拠集め
です。
離婚を考えていないのであれば別ですが、とにもかくにもコレが抜けてしまうと夫に「しらばっくれ」られます。どんなに信頼関係があった夫だといえども、別居から離婚を決意している方は、夫を完全に「敵」だとみなさなくてはいけません。
これを怠ると
「いや、証拠ないし」
と言いくるめられ、逃げ出されます。
第三者的に客観的な証拠が無い場合は、慰謝料の請求は極めて難しくなります。どんなに夫を愛していたとしても「性善説」で行動してはいけません。
「言ったじゃん!」「絶対やった!」などの感情論で戦っても絶対に勝てません。
裁判とはそういうもの。
- 浮気の証拠(ホテルからでてきた決定的な証拠写真やできれば音声、相手とのLINEのやりとりなどがあれば)
- 探偵事務所に頼んでしっかりと相手がはっきりとわかるようなものを絶対にもっていること
こういった事は絶対にやらなくてはいけません。その証拠があれば旦那と浮気相手に慰謝料を取れるので別居前に絶対にやるべきこと。
証拠集めは「水面下」で行う事
またとにかく証拠集めを水面下で行うこと。
夫に証拠集めをしていることがバレてしまったら、証拠集めをするのが困難になるため、夫の動向をこっそりと監視しましょう。
決定的な証拠が集まってから、夫に浮気を言及しましょう。
ただし逆ギレした夫が証拠を取り上げたり、処分してしまう可能性があるので、証拠は隠しておき、スマートフォンで撮影した証拠を突きつけましょう。そして話し合いで反省していないようであれば、「この証拠をもとに夫と相手側に慰謝料をとる」と伝え、無期限の別居をするなどの戦略に出ると良いでしょう。
あなたの身を護るためにも必要
夫の浮気の決定的証拠というのは、あなたの身を護るためにも必要です。
夫側が浮気をしているという証拠を妻側の手元に置いておくことで、万が一離婚になった時や親族に説明する時に効果を発揮します。浮気相手とのライントーク画面や帰宅時刻など、メモでもいいので残しておくといいでしょう。記憶に残っているから問題ないと思われるもしれませんが、記憶は薄れていくものなので細かいことまでは残すことができません
自分の味方を増やす気持ちでしっかりと証拠を手中に収めましょう。
夫と別居したいと思う妻が、夫とやるべき4つの項目
まずは妻のみでやるべき事をお伝えしましたが、当然別居に向けては夫ともコミュニケーションを取らなくてはいけません。
ここではあまり触れたくない部分かと思いますが、目を閉じ、耳をふさいでいては、どんどんあなたにとって不利な方向に進んでしまいます。心に喝を入れ、しっかりと対応していく事が必要です。
1.話し合いの機会を持つ
特に別居後に「再構築をしたい」と考えている方は、出来る限り夫とのコミュニケーションを取るべき。別居するにしても喧嘩別れの様な事を避けるべきでしょう。
特にお互いが家にいる時間が少ないと、家庭に対する考え方にズレも生じてきて最終的には話し合う機会もなくなってしまいます。日ごろから少しでもいいので話し合う時間を確保することが、きわめて大切です。
なぜ浮気したの!
と責めるのではなく、「私は再構築したいと思っている」と前向きな姿勢で話を持ち掛けると、夫側の壁も少しは薄くなるでしょう。
2.夫の誠意を確認する
まずは、私はあなたを信頼していないと伝えてみましょう。
もしも復縁を目指す旦那は自らスマホにGPSを入れ、自分の行動を監視して欲しいと伝えてくる場合もあります。また女性と別れる時には妻の目の前で電話をし、そのまま連絡先を削除するなどの誠意を見せる場合もあるでしょう。
このように彼なりの誠意を見せてくるならば、妻自身も頭を冷やす事にしましょう。そのようにすることで再構築への道も見えて来るかもしれません。
それでもなお妻の気持ちが落ち着かない場合には離婚に応じて欲しいときちんと予め伝え、その方向性の方が濃厚である事を伝える形で進めてみるのも良いかもしれません。
いずれにせよ、夫に反省の色が見られるか?というのは、冷静な場面で確認してみると良いでしょう。その結果次第で自分の気持ちも固まるかもしれません。
別居に置いて必要な事は、
- 彼がどの様な形で誠意を見せるのかと言う事の明確化
- 今後の自分の身の振り方
この2つを確認すべき。
3.住む場所の手配
別居という事ですから、当然夫とは違う場所に住むことになりますね。この際には
- どちらが出ていくか
- どれくらいの期間別居するのか
- 別居の目的(冷却期間を設けるなど)
はしっかりと話し合っておくべき。特に他人になる可能性もあるので鍵の返還は重要事項だと言えます。
金銭面については書面で約束を取ると良いでしょう。「言った」「言わない」になってしまわないように、必ず文書で残す事が必要です。
こちらから提案することを口頭では絶対守らないと思った方が良いですね。悲しい事ですが、関係が悪化している際には「性悪説」で接する方が無難です。ただしこちらからの要望だけではなく旦那の要望も聞き、喧嘩にならないように、お互い冷静な状態で話し合うのが良いでしょう。
4.お金のやり取りは「シビア」に考える事
経済的自立が出来ていれば何の心配もいりません。むしろ精神的安定が生活に張りを与えます。夫の浮気の証拠も見なくて済みますし、リフレッシュできるでしょう。
しかし、経済的に依存しているなら、準備、特に夫との話し合いが必用不可欠です。生活費を確保してください。例え、実家に帰るとしても生活費だけは貰っておくこと。子供がいるなら絶対に妥協してはいけません。
今後の生活を考えれば家や預金はもちろんのこと、車の査定、家財道具、バイク、時計や貴金属類なども売るといくらになるかなどあらかじめ調べておきましょう。バイクなど乗らないからあげる…などにしてしまうより、お金に変えてきっちりわけることが後で後悔しないですみます。
財産分与は専門分野であり、正確な情報を集める事が大切です。法務省や裁判所の内容を参考にして見ると良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
別居するということは、夫からもらっていた収入が減るということと、一人でなんでもやらないといけないという孤独感が付きまいます。
まず収入を確保することと、家に帰れば誰もいないんだという寂しさをどう克服するかが課題。夫の浮気が許せずに別居したいと思うならば、その気持ちをバネに
万が一のことがあっても、一人でも生きていく覚悟
これが必要となります。そしてそのためのいろいろな準備も必要。心を強く持って一人でやってやるという気持ちが大切になってくるのです。