妻が夫に
頼りない
と感じる瞬間の多くは
- 夫が動かない
- 夫に自主性がない
- 夫に意見がない
- 夫に判断力がない
という点だという意見が多いですね。
特に決断について。これは「夫婦なのになぜすべて自分(妻)が決めなくてはならないのだろう」と妻自身が「押し付けれ感」を感じるからでしょう。
ここでは頼りにならない夫の特徴を見ながら、解決策を探してみましょう。
Contents
頼りにならない夫の4つの絶望的な特徴
1.頼んでもやってくれない
特に妻が小柄で力が無い場合、夫に力仕事を頼みたいですよね。
しかし頼りにならない夫は、そんな時も言いつけて数分後、または数時間後に仕事を開始します。妻が忙しく、仮に夫にお風呂掃除を頼んだとしても、夫はいつまでたっても仕事を開始しないのです。
また他にも冬のタイヤ交換などの「ザ・力仕事」でも同様です。これは一ヶ月以上前に頼んでもいつまでも始まりません。下手したら雪が降る予報が流れると開始するような始末です。
1ヶ月以上前から妻が夫に頼まないと動かないという体たらく。
妻側からすれば、家事を言いつける時は大抵すぐやって欲しい時、というのが本音でしょう。
子供のことに関しても「頼りにならない」ので困ったもの。子供が助けを求めているのに、応じるのは数分後。子供は実際頼んだことも忘れています。
このように妻は夫が「動いてくれない」事に対して頼りなさを感じているのですね。
2.率先して動かない
頼りにならない夫というのは「自らが率先して動く」という事をしません。例えば幼稚園の運動会を例にとって見てみましょう。
- 幼稚園でのおゆうぎ会などでの送迎、場所取りや撮影を一切しない
- 運動会の親子競技に出て欲しいと言っても直前で「俺は出ない」と拒否
- 未就園児の末っ子のめんどうも見てくれない
などなど、どう考えても妻一人では出来ないような事に関しても積極的に動いてくれるという事がありません。
また運動会など、たまには夫の良い所を見せて欲しい!というような場面でも拒否!これでは夫をカッコイイなんて思うのは不可能ですよね、という話です。
3.自分の事ばかりを優先する
子どもというのは免疫力が低いために風邪をひきやすいですね。
そしてそんな子どもの面倒を付きっきりで見ていれば、次に風邪をひくのは親です。もちろん風邪をひくのは嫌ですが、そんな時に夫に求めたい姿は
わが身を顧みず、子どもに尽くす
というものでしょう。
しかし頼りにならない夫というのは、そんなカッコ良い姿は持ち合わせていません。なんなら
「俺にうつったら大変だ」
という理由で育児拒否する始末です。
こんな調子で毎回妻が子供の風邪をもらっているご家庭も多いのでは。なお妻が風邪ひいて熱が出ても夫が家事育児を代わってくれることはありません。
まじで。
普段は家族の事に自主性などみじんも発揮しないにも関わらず、自分の事ばかりを気にするような器の小さい姿勢を見せつけられる事で「夫は頼りにならない」と妻は絶望するわけです。
4.判断を妻にゆだねる
優しい夫というのは理想です。しかし「優しさ」にも色々あり、間違った優しさを持つ夫というのはやっかい。
なんでもかんでも妻の言う事を聞く「優しさ」というのは翻せば、夫は、頼りがいがなくてすべて「妻任せ」なところがあると言えるでしょう。
例えば
- 家計のことも無関心で、お小遣いが足りないと頻繁に催促してくる
- 連休や週末の予定もすべて妻任せで自主的に提案してくれない
- 旅行に行くとなればすべて妻が計画も手配も行わなくてはならない
- 自分の実家に行くかどうかも自分では決めず「妻が行きたければ行く」
なんてこと、あなたのご家庭ではありませんか?
すべて任されて、それが大変不満・負担に感じている妻というのはとても多いのです。判断を相手にゆだねる、というのはとても楽な事。それゆえに相手には負荷がかかります。それが妻のストレスの原因なのです。
今すぐ出来る!頼りにならない夫が見違える!?3つの大原則
以上の様な頼りにならない夫の特徴を踏まえつつ、頼りたくなるような夫育てを進める事が妻のタスクとなります。
ここでは頼りなる夫を具体的に育てていくための3つの原則を勉強していきましょう。
1.動きにくい夫に頼む際には「納期」を伝える事
男という生き物は「面倒くさがり」です。
この「面倒くさがり」という特性ですが、男共がなかなか動き出さないのには理由があります。典型的な男脳の動き方として
ピンチにならないと動かない
という性質があるのです。
例えば夏休みの宿題であれば、夏休みが終わる直前にならないとやりませんし、仕事の納期であっても、やはり納期ギリギリにならないとやりません。こういう特性は圧倒的に男性に多いと思いませんか?
男というのは「本当にピンチ」になった際にやっとエンジンがかかるような脳の構造になっています。
昔々から縦社会に生きている男はチャンスやピンチの際には迅速に動けなくては「死んでしまう、失脚してしまう」と認識しています。これは会社の昇進などと同じ。
チャンスやピンチの際に動けなくては話になりませんから、それ以外の時間は「ぼんやり」と充電している事が多いのです。
何でもテキパキとこなす女性から見れば信じられない事でしょうが、自分が「こうだ!」と思った時間にならないと男は動きません。皿洗いを頼んだとして、それをやるのが30分後なのか1時間後なのか24時間後なのか、とにかく男はエンジンがかかりません。
そのため女性が男に対して出来る事は
納期
これをしっかりと伝える事。
お風呂洗ってくれる?(心の声:いま直ぐにね!)
ではなく
8時までに子どもをお風呂に入れたいから、7時半までにお風呂を洗ってくれる?
という風に具体的に数字を使って説明してみましょう。
男は数字が大好き。
このように数字を使って具体的に説明する事を「定量的な説明」と言います。逆に感覚に任せた説明を「定性的な説明」と言います。男に言うことを聞かせたい場合は、圧倒的に前者「定量的な説明」の仕方がお勧め。
そしてその納期の重要性を演出するための「背景」を伝える事も忘れてはいけません。男に「この時間までにやらないとヤバイ!」と思わせる事が重要なんですね。
2.夫のペースを乱さない
上記のように、夫には夫のペースというものがあります。
納期を伝えることである程度ペースをコントロールする事は出来ますが、夫が本能的に持っている「今は動く時ではないと考えているペース」これを否定する事は得策ではありません。
これについては「夫がやろうとしたこと(夫の考え方)」に対して
- 否定的な事
- 細かい事
を言い過ぎてしまうと夫のやる気がなくなってしまい、かえって何もしないようになってしまうから、というのが理由です。
これは多くの妻が身に覚えのある現象ではないでしょうか?
ゆえにある程度の自由度を夫に与え、そして見守る事が大切です。あまりにもガミガミ言いすぎては、夫はヘソを曲げますからね。
要注意。
3.夫の目線を変える
頼りにならない夫の多くは、物事に対して「俺は関係ない」という考えをこころの奥底に持っているのです。
- 子どもが泣いていても妻がやるから「俺は関係ない」
- お金が無くても妻に言えば出てくるから「俺は関係ない」
夫たちがこういう姿勢だから、妻自身はプレッシャーを感じていませんか?
- 夫はやってくれない
- 夫は決断してくれない
- だから、私がやらなきゃ
と。
そのため夫に対しては
「姿勢を変える」
という事を意識してもらわなくてはなりません。
しかし大の大人を変えていくのはとても大変で労力も時間もとても必要です。大事なのは「絶対変えてやる!」という気合いより「変わればいいな」という軽い願望程度で頑張って行くことが、継続して夫の姿勢を改善出来るための秘訣です。
「自分事化させる」がキーワード
頼りにならない夫に対して責任感を持たせるという場合に妻が出来る事というのは、そう多くありません。
こういうケースは相手を「夫」だと考えず、別の視点で考えてみて下さい。会社や学校等で後輩に対して仕事を教える場合と同じなのです。後輩が出来ないから、といって先輩である自分が仕事を全て引き受けてしまっていては、後輩はいつまでたっても仕事をおぼえませんよね。
ですから、こういった場合は
(夫に)仕事を任せる
といった方法が最も効果の高い方法となります。
例え妻が無言で無表情で家事を終えても、夫が鈍感すぎてなにも気づかないのですよ。夫というのはそういう生き物です。横のつながりが薄いために、周囲への配慮、他人の顔色をうかがう能力というのは極端に低いと考えてください。
夫が鈍感だから私(妻)がやろう、ではなくきちんと夫にも協力してもらおうという気持ちがまず大事です。自分(妻)がやった方が早いのは当たり前です。ワンオペ家庭においては毎日家事育児をこなしている人間は妻ですから、夫よりも遥かにスキルが上なのは当然の事。
そのなかでも夫にしてほしいこと、してほしくないことを話し合う事が大切なんです。お互い思いやりは十分か?という事をもう一度考えてみて下さい。
以下は夫に任せて上手くいったご家庭の例。参考にしてみて下さい。
自主性のない夫について、かなり悩みましたし、この人は本当に結婚生活についてどう考えているのかと感じ離婚を提案したこともありました。しかし話しあっても解決しないため、改善のために、「任せる」という選択肢を選んでみました。
例えば家計についてですが、今は私が夫に丸投げしています。私は全く関与せず、いっさい何も関わりません。するとどうでしょう、あれだけ無関心で「今月はお金が足りないから」といっても小遣いを催促してきた夫が変わったのです。
今では自分ですべてを把握しているため「今月は比較的余裕がある」「今月は厳しい」といった状況に合わせてお金を使うようになりました。それによって以前より口うるさくなってしまったのが少し厄介ですが、全く無関心だったころよりは遥かに良いです。
銀行に行くことなども夫の担当にしたため、私の負担もかなり減りました。またお金の管理をするようになったことから予定についても夫が決めることが出てきたので大きく変化しました。
夫に自主性が無いからと言って、妻が全てやってはいけません。なぜなら、夫が妻に頼り切ってますます自主性がなくなるからです)今はすべて夫が決めているため、家庭に積極的に関わっている感じがあります。やはり夫に自主性がない、頼りがいがないからといって、すべて私が決めていたのが我が家の悪いところだったと感じます。そのため必要以上に家のことを妻がやりすぎてはいけないと考えています。(主婦Aさん)
子どもに手伝って貰うのも可
もし、子供がいるご家庭なら、まず、子供たちにも協力していってもらえるように代えていくことをおすすめします。
夫を変えるより数倍簡単です。
そして、子供たちの協力が得られるようになれば、次は自分たちが根気強く長期戦覚悟で夫を変えていくことを日々の生活に少しずつ取り組んで行くようにすれば良いのです。
いかがでしたでしょうか。
家事は女性一人でこなすものではないですし、育児もそうです。家庭は家族のもの。そして子供は二人の子供で、二人の責任の元で育てるべき。話し合いが出来るのが人間であり、そしてそれを建設的なものにすることができるのが大人です。
自分で決めなくて良いのはとても楽です。しかし夫婦のどちらかがコレをやってしまえばお互いの信頼関係が失われます。夫の心理を理解しつつ、うまくコントロールしする事を目指してみて下さい。
それが家庭内でのマネジメントというものです。