夫が仕事ばかりで家庭を顧みない。昨今はワークライフバランスも頻繁に歌われるようになってきましたが、未だにこういう夫は一定数いますね。ワーカホリック特有の「効率の悪い仕事の仕方」をしている夫は要注意。
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家庭を顧みない仕事人間な夫の特徴5つ
仕事人間には大きく分けて二つのケースがあり
- 仕事が大好きな自主的仕事人間
- 別に仕事は好きではないが、忙しすぎる仕事人間
のパターンがあります。
1.基本的に残業
どちらの仕事人間にしても、彼らは残業が基本行動になっていますね。
朝は8時半からで、定時は本来は18時なのですが、職場内では「定時は21時!」と言われているパターンも。それだけでも遅いのですが、更に仕事を片付けようとすると結局22時を過ぎてしまう人も。
日付が変わることもあり、朝の4時なんて人もいる事はいますね。
なお仕事が好きではないのに会社や会社の雰囲気に強制されて残業している場合、会社のシステムの方がおかしいと言えます。
- 仕事量の割に従業員が少なすぎる
- 大きな仕事を一人ずつ任されていること
- 管理職に「この会社はずっとこれでやってきたから」という意識がある
などの原因が考えられます。
「働き方改革」が流行しているこのご時世に時代を逆行している会社です。この場合は夫の健康や会社自体の将来が心配になるパターンです。
2.仕事が好きで好きでたまらない
残業を強制されている訳ではない仕事人間の夫というのは家庭を顧みる顧みないにかかわらず、仕事が好きで好きでたまりません。寝ても覚めても頭の中が仕事一色。
男性は一つの事に集中するのが得意な「シングルタスク型」が多くいます。こういったケースはこのシングルタスク型の脳の構造の特徴にドはまりしている可能性があります。
マルチタスクが得意な女性と異なり、一つのことしか出来ないので「圧倒的に狭い視野」しか持っていないのが、このような夫の特徴。
もう仕事に集中しすぎて家庭の事を考える余力が無いんです。当然、妻が不満を抱いている事になんて気づくわけがありません。
3.真面目さだけが取り柄だが
仕事が好きな夫は真面目さだけが取り柄で仕事は頑張ってくれます。しかしそれ故に結婚をしても家庭よりも仕事を重視しがち。
出産の時や子供の学校のイベントなど要所要所で仕事を休んでくれればまだ良い方で、しかしながらそれすらも『それをしていれば役目は終わりだろう』という感覚で日常のことは何もしてくれません。
仮に早く帰ってきたとしても、家で仕事をするので却って妻は気を遣わないといけなくなり大変です。
また子供が寝る直前になって帰ってくるようなパターンもあり、家庭の事が全く頭に入っていないのが特徴。それで妻がイライラするなんて頭の片隅にも気づいていません!
ニブチン!
4.家庭でも仕事が気になり、イライラしている
仕事人間の夫は家の中でも仕事をしますが、大抵においてずっとイライラしているので子供も怯えて可哀想です。
家族のために一生懸命働いてくれるのはありがたいことだと、あなた(妻)も最初はそのように好意的に感じていませんでしたか?
しかし仕事が最優先で子供とのコミュニケーションも取ってくれないことには段々嫌気がさしてきているハズです。
5.単に効率が悪いだけかも
夫がこれだけ仕事をしておきながら一向に出世もしないことを考えると、実は効率が悪いだけなのではないかと懐疑的な目を持つようになってしまいませんか?
実は本当にそういうケースがあります。
残業が発生する理由ですが
- 会社の仕事自体が多い
- 本人の力量が低い
- 会社の雰囲気(帰らせない)
などなど、原因は様々です。あなたの夫や夫の働く環境はいかがでしょうか。
そして実際に②である場合、仕事が出来ない夫が家庭を顧みないのは当然の帰結とも言えます。仕事が出来ない=他人の気持ちを顧みる事が出来ない。とても分かりやすい構図です。
仕事のできない人 = 機転が利かない = 相手の気持ちになれない = 相手の気持ちを想像できない = 想像力がないか、想像する気がない
という話を昨日した。これ、営業だろうが美容師だろうが販売だろうがディレクターだろうが編集者だろうがみんな同じ。これがだめなら単純労働しかない。
— Isseki Nagae/永江一石 (@Isseki3) 2019年10月8日
家庭を顧みない仕事人間の夫のトリセツ4選!
妻も最初は、「夫を待っていて、帰ってきたら温かいごはんを出そう」と思って張り切っているものです。しかし、深夜の帰宅が何日も続いてくると、段々妻も疲れ、朝は夫より早く起きるので寝不足になってしまうでしょう。
もちろん家事や育児のワンオペも大変で、自身のストレスに響きます。
仕事があること、主人が働いてくれていることを有り難く思いながらも、苛立ちが募ってしまいます。また、夫がいつ体調やメンタルをやられてしまうかが心配でたまりませんよね。
妻が安らぎを得るには、「家庭を顧みない仕事人間夫」をどのように扱うかがポイントとなってくるわけです。
1.大事なのは「ベビーステップ」
どんなことでも、初めから大きな目標を立ててしまうと尻込みしてしまい達成しにくくなります。これは人間であれば誰しもが持っている特性です。
ですから、最初はどんな小さなことでも良いから一歩だけでも踏み出す。踏み出しさえしてしまえば、あとは何とかなりますから、とにかくあなたの夫も育児や家事に一歩踏み出してもらう事が大切です。
このような「小さ一歩」をベビーステップと言います。
ベビーステップ:ケーススタディ
例えば家族の時間をなるべく増やす為に、
- 平日仕事から帰ってきたら、娘にお父さんのところにいってきな〜と伝えて夫に遊んでもらうようにしてみましょう。
- また、休日は仕事が入っていても仕事の時間までは家族で近場でも出掛けたり、家族で買い物に行ったりしてみること。買い物の時に普段いかに大変かを身をもって感じてもらっています。
- また、急に夜飲み会が入ってしまった時は娘のお風呂の時間までに帰ってきてもらったり娘をお風呂に入れてから飲み会に行ってもらったりしてみましょう。
次の日が遅い仕事の時は妻がお風呂に入っている間の時間、娘の相手をしてもらいます。その時に歯磨きも一緒にしてもらうようにして、少しでも多く育児に参加して貰いましょう。
ベビーステップです。
少しのことではありますが、妻自身も少しだけでも手伝ってもらっている、という実感があればストレスも溜まりにくいのです。
2.家庭のワンオペで困っているなら、「任せる」事が大事!
ベビーステップで踏み出したなら、次の段階です。
家庭を顧みない仕事人間を「家事」「育児」に動かすには「任せる」事が大切です。例えば荒療治ではありますが、強引に子供の世話を任せてみましょう!
例えば簡単なところからでも
- 寝る前の絵本
- 歯磨き
は夫の仕事、なんていう風に決めてしまいます。
このようにすると不思議なもので、「寝る前に絵本を読まないとお休みモードにならないんだ!」と理解し、夫もそれを理解してからは自分の静かな時間を確保する為に積極的に絵本を読んで寝かせようとするようになったり、と変化するんです。
これを今流行りの言葉で「自分事化」と言います。
「デリゲーション」という言葉を知らない方は、是非以下の記事も参考にしてい見て下さい。「夫に任せる」という事の重要さと難しさについて説明しています。
仕事を与えればしっかりこなす
仕事人間夫は元々が真面目な人ですので仕事をきっちりと任せてしまえば自分の役割はこなします。早く絵本を読んで寝かせてしまいたいのでその前の歯磨きやお片付けも指導してくれるので妻はかなり楽になるでしょう。
子供もパパが構ってくれるようになるので、家庭円満になる効果も!
夜の短い時間のお世話に慣れてくれたら今度は休日も夫に任せてお出掛けもできるようなってきますよ。これが「夫育て」というやつです。家庭という会社は「妻の裁量」で大きく変化します。使えない部下(夫)を気長に育てる事が大事(笑)
3.「優秀な妻」を辞める
あなたは非常に優秀な奥さんなんだと思うんですよ、私は。だってこんな小さなブログに辿り着くまで検索して「何とか家庭の状況を改善したい!」と思っているのですから。どんな状況でも「改善したい!」という気持ちを持つのはとても大変な事。
きっと全部が全部自分で家庭を回しており、大変な状況なのだと思います。
しかし、しかしです!
優秀な妻の元では夫が怠惰になるんです!分かりますでしょうか。
働きアリの法則のようなもの。妻が優秀だと、夫は「妻がやってくれるから」とますます家庭を顧みなくなってしまうんです。
ですから、奥さんは「優秀な妻」を辞めてしまいましょう!
「全部自分でしないといけない」と思ってしまったために何もお願い出来ないでしょうが、夫に任せてしまえば簡単なものです。
お仕事は大変でしょうが、特に育児については子供とのコミュニケーションは早い時期からとっておかないと後から関係を作るのは苦労します。ここは旦那さんのためとも思って思い切って任せられることはきっちりと役目として与えてしまった方がいいです。
4.改善したことや、空き時間を楽しむマインドを持とう!
改善したことを考えてみる
夫に任せてみた後は色々な状況が改善しているはずです。愚痴ばかりですと自分のマインドも低下してしまいますから、家庭の改善した部分を書き出してみましょう!
文字にして書き出してみると、気分も上向いてきますよ!
- 夫が晩酌をやめた!
- 絵本を読んでいる間に寝てしまうことも多いので早寝になった
- その代わりに少し早く起きて朝仕事をしているようですが、早寝早起きになったことで健康になって痩せるようになった
- 妻も仕事でイライラする姿を見ないで済むので助かっている
などなど。妄想でも結構ですから、色々と書き出してみましょう。色々と未来を想定する事で、本当にその未来に近づくための近道になるのです。
空き時間の有効活用
上記のように家庭の一部を夫に任せたら、空時間を「自分のために!」有効に活用する事を考えてみましょう!
あなたは十分頑張っているのですから、自分の時間を持って、さらなる人生の充実のために時間を割くことは大切な事です。
『あなたは頑張り過ぎ』であるという事実
いかがでしたでしょうか。
旦那さんの仕事が原因で夫婦すれ違ってしまうと、お互い意地をはったりと素直になれず険悪な時間を過ごしてしまいます。
家族時間がもてなくなると自分一人で子供を育てている感覚になり、旦那さんに対して
もっとやってよ!
という気持ちになってしまいます。
自分自身が余裕を持たないと相手に対して思いやりも持てなくなるので、少しでもいいから何か手伝ってもらうことをおすすめします。意固地になって、自分で何でもやろうとするとパンクしてしまい、子供にも悪影響です。
素直になって、頼めることは頼みましょう。頼むことで子供と接する時間が増えて、家族時間も少しずつ増えてくるはずです。