ケチな夫というのは二面性があります。良い面は「経済観念がしっかりしている」一方で悪い面というのは「お金にガメツイ」という問題。
特に後者については妻たちは「夫は器が小さい」と感じてしまう所以であり、これがイライラを助長する原因となっています。
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ケチな夫のガッカリな4つの特徴
ここではケチな夫について、その特徴を見ていきましょう。色々なケースで困っている妻は多く、共感できる部分は多いでしょう。
1.イレギュラーな出費を認めない
ケチな夫が家計を管理していると経済観念がしっかりしている反面、イレギュラーな出費については認められにくく、妻が困ってしまっているのが問題です。
あまりにも計画通りに進めてしまう融通の利かない性格であるパターンもあり、そういった場合
- 付き合いがあったり
- イベントがあったり
- 旅行へ行ったり
などなどのイレギュラーな出費に関しては、なかなか追加でお金をくれません。
2.妻のパート費用をあてにする
経済観念がしっかりしているかどうかは別問題として、悪い意味でケチな夫(お金にガメツイ)は自らの費用負担を減らそうと姑息な手段を繰り返します。
例えば妻がパートで数万円稼いでいる場合、ケチな夫は妻のパート代をあてにし、出先での食事なども『ここは払って!』など、すぐに妻に払わせようとします。
こういった夫はケチから転じて
「お金にガメツイ」
というような印象を受けるために妻も嫌な気持ちになる事が多いでしょう。
3.釣った魚に餌はやらない
付き合っている時、結婚する前などはアレほど妻に尽くしていてくれたにもかかわらず、結婚したとたんに「釣った魚には餌はやらない」とばかりに何も買ってくれなくなるのが「ケチな夫」です。
妻の物は全て妻の金で買え、というスタンス。
『当然結婚後は何かを買ってもらったことなど何年もありません!』との声も。
そういう一方で夫自身は毎日のようにAmazonで買い物している、など節約してる妻がバカバカしくなってしまうというケースも聞こえてきます。
ケチで、しかもあまり思いやりもないので妻はイライラ。
4.子どもへの出費をケチり、妻の気持ちを察しない
例えば初めての女の赤ちゃんが生まれたご家庭のケースです。
子どもの育児費用をケチるあまり、妻の気持ちを察する事が出来ず喧嘩になってしまうというパターンもあります。
典型的な価値観の違いからくる溝であり、根深い問題ですね。
可愛いお洋服を着せて、たくさん写真を残してあげようと私の心はワクワクしてました。ところが、夫は知り合いから大量の洋服をもらってきました。もう洗い替えもいらないくらい、たくさんあります。でも、私は我が子には新品の服を着せたいと思っており対立してます。
また写真館を毛嫌いします。やっぱり、数万単位で費用がかかりますよね。でも、可愛い今の写真を素敵なアルバムにして残したいというのが母心なんです。なんだか娘がとっても可哀想に思え、何度も泣いてしまいました。(Aさん)
なお夫という生き物は妻の気持ちを察する事はとても苦手。それについて気になる方は、下記の記事を参考にしてみて下さい。
すぐに出来る!ケチな夫と幸せに暮らす4つの方法
以上の様なケチな夫の特徴を踏まえつつ、ケチな夫と幸せに暮らすにはどのように対応していけば良いかを考えてみましょう。
いずれの方法もそれほど難しいものではなく、すぐに実績出来るものが多いので是非試してみて下さい。
1.必ずしも夫に了解を得る必要はない
夫に対して
- コレ買っていい?
- これどうかな?
- どう思う?
いちいちモノを買う前に、このような「お伺い」を立ててはいませんか?
ケチな夫というのは概して「慎重」です。特に慎重な夫の中でも「優柔不断」な性格の人であれば妻にお伺いをたてられた際には基本的に「No」と答えます。
「器が小さい夫」の項でも説明していますが、このような夫は概して「責任を取りたくない」と考えています。全ての行動に対して「否定的」に出ますので、妻のお伺いが一発で通る事は稀です。
であるならば
「予算」を決めてしまったうえで夫に一切相談せずに買い物
をすること。
聞かれたら事後報告で良いのです。
予算を決めずに爆買いはダメですよ!
決められた予算の中で、自分の裁量でやってしまう。これが大切。
特に洋服に関しては男性はあまり興味がありません。
新品の洋服を着せていてもあまり気づきません。こんなのもお古に混ざってたね!と適当にごまかしたり、お店ですっごくお買い得だったから買っておいたよ!という風に簡単にかわす事が出来ます。
写真なら写真で、赤ちゃんと二人で取ってしまいます。写真ができたら、こんなに可愛く撮れたよ!と特に値段の事は伝える必要はありません。
何でもかんでも相談する必要はありません。必要だと思うものは自分で判断して買う。それでOK。
夫婦とは上司部下の関係ではありません。
良識の範囲内で、お互いがお互いの裁量で判断する事も時には必要なのです。
これが欲しい!と相談してしまうと、要るの?と聞かれてしまい、別に非難されている訳ではないけど気持ちが沈んでしまいます。一緒に『あれ買いに行こう!楽しみだね!』みたいなタイプではない場合はなおさらです。
夫婦であっても価値観が違うのは当たり前。お互い上手くやっていきましょう!
2.家計は夫に任せてしまう
男というのは
全体を見渡したい
という性質を持っています。全体を見渡す事で支配したいのですね。であるならば、いっそ家計管理は任せてしまうのも手です。
その一部で生活費を貰い、その範囲内であれば自由にやるというスタイルもオススメ。
男は全体を見渡す事は得意ですが、細かな詳細まで把握する事は得意ではありません。そのため妻が決められた予算内で何かをやっていたとしても、それほど興味は示さないのです。
これは「1.必ずしも夫に了解を得る必要はない」でもご説明した通り。
一方で妻も全体の家計について「透明性」でもって見渡したい気持ちはあるでしょうから、そんなときはクレジットカードを共有する事で家計管理を同じくする事も可能。お互いが明細を見ることも可能です。
合わせ技で行くと良いでしょう。
クレジットカードの共有については次の記事を参考にしてみて下さい。
3.打ち合わせてみる
お金に関する価値観は、夫婦でも全然違うもので、育ってきた環境などで全く違うもの。
例えば
- 妻は子供との思い出や成長、教育にお金をかけたい
- 夫は思い出などよりは物に、でも無駄なものにはかけたくないというスタンス
などなど。
だからこそ、話し合いが必要ですが男女の話し合いほどうまくいかないものはありません笑。そんな時にこそ役に立つのが「夫婦会議」です。
下の記事では夫婦会議のやり方や夫婦会議のためのチェックシートも準備していますので、是非活用し建設的な話し合いを模索してみて下さい。
2.夫の「ケチ」をけなさない
ケチな夫とうまくやっていく上で大切なのは、夫の価値観を大切にする事。
ケチだ!と相手を責めたり、文句を言ったりしてはいけません。
ケチ=節約家でもあり、ギャブル好きの夫などと比べたら素晴らしい性分です。相手を嫌な気持ちにさせないよう、心遣いを忘れないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
お金のやり取りというのは難しい問題ですが、夫婦だからこそ誠実に取り組まなければならないのも事実です。
目をそらさず、冷静に夫婦でルール化を目指すと良いでしょう。