「夫が食事中無言で困る!」
確かにね。
私(ねこまる夫)も食べてる最中はあまりしゃべりません(しゃべる事が出来ません)。
食事中に感想が無いと心配になりますよね。ねこまる妻も食事中に「どう?(おいしい?)」と聞いてきますし、確かにせっかく奥さんが作ってくれた食事に対して夫がフィードバックしないのは失礼というもの。
ただ実はあなたの夫は、美味しいご飯食べてるときは食べる事に集中したいと思っているのも事実なんですよ、、、黙っていてごめんね。
という男性心理をご紹介します。
夫が食事中に無言である事の不満
たしかにこの問題は色々な人が感ずるところがある問題のようで。例えばヤフー知恵袋にもこんな質問が寄せられています。
夫は、私が作った料理をとにかく“無言“で食べます。
「美味しいの?」って聞くと初めて、「うん」。
多分好みの味付けじゃない微妙な時には、
「……う、うん」とか「少ししょっぱいかな」。
とにかく、聞かないと何も感想を言いません。Yahoo!知恵袋より引用
ほかにも当サイトのライター様にも色々とアンケートを取ってみたところ…こんな感じの回答がちらほど。なるほど。
よく食べてくれるのはいいけど、まぁうまいも不味いも言ってくれない…おいしい?まずい?なんていちいち聞くのが面倒だから聞かないけどなにか反応して欲しい…
毎日夫を思ってご飯を作っているのに出されたから食べるかって感じなのが腹立つ。 美味しいともマズイとも言いません。無反応です(22歳結婚4年目)
出されたものは全部食べてくれるのですが、決して美味しそうに食べているわけでもなく、結局何が好きかよくわかりません。
料理の腕に自信がないので、味がどうか聞く勇気もありませんww(38歳結婚2年目)
無反応です。毎日食べているので、努力とかわからないのかなとも思いますが。
前に、血圧を下げるために、食材を工夫して、血圧が下がった時だけは、感謝されました。夫がいなくなったら、たぶん毎日、コンビニ弁当を食べると思います(43歳結婚15年目)
男は”シングルタスク”である、という言い訳
多くの男性の脳は”シングルタスク”型であると言われています。私もそう。複数の料理しながらテレビ見ながら話をしている妻を見ていると、すごすぎて恐怖を感じます。
我々男性の脳は女性ほど高度には出来ていません。
例えば
- 歯磨きは洗面台で一心不乱に。手は腰。フリーズしています。女性は歯磨きしながらウロウロと歩き回りますね。理解しがたし。
- 電話する際にはテレビを消してもらいます。テレビの音が聞こえていると電話出来ません。集中できないんです!許して!
- 運転中に高度な話を振らないでください!事故ります!
こんな感じです。
なんで出来ないの?と言われてもそんな沢山の情報を一度に処理出来ないんですよ。むしろ並行作業できている方が「なんで出来るんだよ…」と感じてしまいます。
食事=1タスク
なのでね、食事も1タスクなんですよ。食べていると、それ以外の事がおろそかになるんです!脳の構造が単純なんです!
食事「しながら」話すという高度な事が出来ないんです。
食べるのに集中しているんですよ。
あなたの食事が美味しいからね、
一心不乱で夢中で食べているんです!
フィードバックは大切だがタイミングを選ぶ
せっかく食事を作って下さる世の奥様方には頭が上がりません!
食事はただ単に作るだけではなく、日々の献立を考えることから買い物、下ごしらえと沢山の過程がありますね。そういう多大な努力のもとに成り立っている大仕事ですから、フィードバックが無ければモチベーションが保てないのも道理。
ですから我々男共は
「食事の最中にもしっかり味わい、奥さんに感謝を示す!」
これを実践しなくてはいけません。
‥‥とはいえ、中にはこれが難しい夫もいるでしょう。
そういう感じで自発的にフィードバック(感謝)してくれない夫には
食事の後に
「どう(だった)?」
と聞いてみてください。
高確率で返事が返ってきます。
貢献に対する感謝
あとはですね、
「感想が無いとやる気がおきん」
とはっきり言ってやって下さい。
旦那さんが中高年になって仕事上でマネージメントを学びだすと、他者の貢献に対して「感謝」がいかに重要か?という事が理解できるようになってきます。
そしてそれは家族という共同体でも同様。
しかしこれは気づいていないと中々出来ません。
特に若いうちは、出来ません。
人付き合いという中でそのようなマネジメントやリーダーシップは、理解して実践するのにそれなりの「訓練」が必要です。
訓練しないと出来ません。
女性は生来から「周囲に対して配慮する」という技能が備わっている人が多いですが、男性はそうではありません。
意識的に訓練しないと「配慮」が出来ないのです。
ですので、「自分の夫は配慮が出来ない駄目な夫」と嘆いて諦める必要はありません。「コイツはマネジメントやリーダーシップの勉強が不足している」としてそのような勉強をさせてみてください。
必ず道は開けます。