本記事は宗教に勧誘してくる義母や夫への断り方で悩んでいる女性へ向けたものです。興味ないけど、断って波風立てたくない・・・どうしよう。そのように悩んでいる方向けに記事を投稿いただきました。
Contents
宗教の勧誘に来る義母
結婚生活3年目に突入したゆうです。
私の実家は、夫の実家と違った宗教を信仰していました。私は小さい頃から、それらの活動に同行していたため、「宗教」という価値観にはそこまで抵抗がない方だと思っています。
また、宗教に興味がない「無宗教」ではなく、知ったうえで宗教を選択しない「無宗教」という価値観です。そのため、夫が宗教を信仰していたとしても、それらに偏見や拒絶感は持たなかったのですが…。
夫が宗教を信仰していた
入籍の2、3カ月前に、夫が宗教を信仰していることが分かりました。本人からサラリと告げられ、私もサラリと聞き流しました。
それほど、宗教には抵抗感はありませんでしたし、夫がどのようなものを信仰していても、私がそれらに合わせる必要はないと思っていたからです。
また、夫は毎日何かを唱えることもありませんでしたし、象徴的な置物も所持していなかったため、そこまで信仰心の熱い人ではないと感じ、さらに受け入れやすかったのだと思います。
義母から宗教の勧誘が…
しかし、入籍直後すぐ義母から「宗教の会合に行こう」と誘われるようになりました。当時は多忙な仕事だったため、せっかくの休日を無駄にしたくないという思いから断り続けていましたが、夫からも「行って欲しい」と言われるようになりました。
また、選挙が近づくと、義母から必ず連絡が入るようになり「○○に入れてね」と当然のように言われるようになったのです。夫に、義母から受けるこれらの行動が「不快だ」と伝えると、「聞き流せ」と言われるだけ。そうですよね、聞き流していればいいだけなのです。
しかし、器が小さい私は、了承もしていないし、了承する気持ちなど一切ない事柄に「はい」と答えることだけでも苦痛でした。
その後も、私をうんざりさせるような行動は続きます。
義母からの勧誘です。どれほど優れている宗教なのか、入るとどのようなことがあるのか、義母と会話をするたびに宗教に関連付けられていくようになりました。
「綺麗ですね」と私が言うと、「宗教をやっているから内面から綺麗になるのよ」と。「楽しそうですね」と私が言えば、「宗教をやっているから悩みなんてないの」と。
ノイローゼになりそうですよね(笑)
夫は義母に対応してくれない
そんな義母の発言を一緒に近くで聞いているはずの夫は知らん顔。
そこで、私が思っている宗教の価値観と、無宗教でいる理由について夫に話しました。すると「結婚したら当然入ってくれるもんだと思っていた」と。つまり、今後も夫は義母の言動を放置し、私はストレスをため続けなければならないのだと確信しました。
義母の一言に「カチン」
一度は「試しに」と入信も考えていたのですが、義母の一言で私の心に火が付きます。それは、私の両親は他宗教だと紹介した時のことです。「そんな宗教はダメ!」と義母はいつものような明るい口調で言いました。
この時、「カチン」ときたのです。
どんな宗教でも、宗教を信仰している人なら他の信仰を否定してはいけない。私はそう思っていました。
実際、私の両親は、夫家族が批判的な見方をされることも少なくない宗教をやっていたと知っても、「信仰があるということは良い事」「あなたが否定するべき事柄ではない」と言っていました。
宗教の信者と知ると結婚に反対するような人々もいる中、自身の両親を誇りに思いましたし、そんな両親にたいして否定的な事を言った義母、それらの言動を野放しする夫に、大きな怒りを感じたのです。
宗教に勧誘に来る義母と夫への対応
宗教の勧誘があっても、「断り続ければいいだけ」と穏便に済まそうと思っていましたが、金輪際勧誘などさせない状況を作り出すことを決意しました。
論理的な矛盾を追求してみた
そこで私は、義母が入信している宗教を徹底的に調べました。
歴史や成り立ち、どういった教えなのかなどです。それらの情報を活用し、義母と会話をする際、矛盾点を追求するようにしてみました。
しかし、この作戦は失敗します。
なぜなら、宗教というものは理論的な側面が乏しいからです。どれだけ矛盾を指摘しても、「気持ちが変わる」「雰囲気が」など、漠然とした内容が返ってきますし、事あるごとに「入信してみなければわからない」と言われてしまうのです。
自分の考えをしっかりと伝える
そこで次の手です。
選挙時期になると当然のように来ていた連絡にたいして、「夫にはその人を入れるように言っておきます」「私は、公約を読みこの人に入れます」と連絡するようにしました。
受け入れる姿勢を見せるのではなく、逐一自分の考えを伝えるようにしたのです。
「お義母さんは公約を見ていますか?見ていないのなら、投票しない若者と大差ありませんよ」
など、少々棘のある言い方もしました(笑)
それでも、義母はめげません。
この時、夫はというと、私の剣幕に押され、入信の誘いなどしなくなりましたし、面倒だと私とお義母さんのやり取りは無視し続けていました(笑)
女という生き物は、「こうだ!」と決めつけるとどこまでも執拗な行動が続きますね。お義母さんはめげずに、私を説得し続けます。
宗教に関する新聞をとるように勧めてきたり、有名人が来る会合に一緒に出席しようなど、頻繁に勧誘活動は続きます。夫の弟が数年前に結婚しましたが、奥さんは義母の押しに負けて入信したようです。
他宗教に入信すると伝える
義母はさらに私の入信を推し進めていこうとしました。そこで、最後の手段です。「私、○○教に入ります」と伝えたのです。実家の宗教とは別の、世界的有名な宗教の名前を使いました。その宗教の素晴らしいポイントを切々と義母に聞かせたのです。
産まれてくるであろう我が子にも信仰させると伝えました。すると、
- 「それはダメだ!」
- 「こちらの宗教に入信しなくていいから、そっちの宗教にも入らないでくれ」
と言うようになったのです。
恐らく義母は、孫が入信させられることよりも、私の事が大好きな夫が「改宗するのでは」と危惧したのでしょう。どちらにしても、私の作戦は成功です。それ以来、義母は勧誘をしてきませんし、もちろん私は無宗教のままです。
義母の宗教勧誘に悩んでいる女性へ
「実害はない」「はいはい言えばいい」とデリカシーのない男性たちは思うでしょう。しかし、自分の意志に反して「はいはい」と合わせることが、どれほどストレスになるのかわからないのでしょうね。
現在は、執拗な勧誘もなくなり、ストレスフリーな生活を手に入れることができました。
宗教に関する事柄は、戦争にも発展する大きなものだと思っています。それは、一家族の宗教観の違いであっても、あなどってはいけないということです。
穏便に済ませたいからと、ストレスを押し殺して頷いていませんか?
相手は「良かれと思って」と言い張るでしょう。
しかし、それらをどう受け取るかは自分次第です。自分が嫌だと感じれば、相手がどのような思いで言動を繰り返していたとしても、拒否して良いことなのです。自分の気持ちに正直になってみましょう。
正直な思いを尊重し、行動してみてください。
ライター情報:ゆうさん
結婚3年目突入の子なし夫婦。ゆうです。結婚1年目の春、夫の仕事が忙しいことや私自身が動物好きということで、小さなトイプードルを飼う事にしました。
イラスト情報:photoAC
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