姑問題も大きな課題の一つですが、更に義実家ぐるみの付き合い方というのも、妻にとっては悩みの種の一つ。勝手に家の中に入ってきては勝手をし尽くす義両親には辟易しますし、またそれに対して強く出られない夫には失望してしまいますよね。
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義実家(夫の実家)との関係に悩み
事あるごとに厄介ごとを持ち込む義実家と夫の特徴を見てみましょう。
1.面倒な義実家はとにかく「干渉」しまくる
面倒な義実家の特徴の一つとして、とにかく妻や家族に「干渉しまくる」という特徴があります。
例えば夫の実家の近所に住んでいると、舅や姑が事あるごとに
- 合鍵を使って留守のときに勝手に家の中に入ってきて、
- コンセントがさしっぱなしだっただの、
- ここが掃除できていなくてホコリがフワフワまっていただの、
などと訳の分からない干渉をしてくることもザラにありますよね。勝手に家に入るとか空き巣かと。
家の中はプライベートの塊。もちろん見られたくないものもありますから、こちらからすればストレスが溜まる一方だと言えるでしょう。
2.夫が義実家の行動に強く出られない
そして更に妻に追い打ちをかけるのが、そんな義実家の行動に対して強く出る事の出来ない夫の姿勢。皆さんもこんな煮え切らない夫の姿勢に悩んでいる方も多いでしょう。
例えば夫の家族の行動で嫌な思いをしたとき・・・妻の口からは言いづらいものですよね。義実家の行動が目に余る時には夫からやんわり伝えてほしいと思うのは当然のことです。
しかし義実家との繋がり自体に夫自身は別に困っていないので、
- 「何が問題なの?」
- 「悪気はないんだよ」
と全く思いやりのない態度を取る夫が多いのが特徴です。
3.夫が妻の気持ちを大切にしない
義実家の非常識な行動に強く出られない夫というのは「妻の気持ち」を大切にしません。妻は夫が無関心で助けてくれないのがなによりも辛いのです。ノイローゼにもなってしまうのです。
しかしこのような状況に対して手を打たない夫というのは自分の家族と妻の関係に無関心なのが特徴です。そして、内心
- 「うちの家族と適当にうまくやってほしい」
- 「妻は夫の家族を大事にするべき」
このようにすら感じている夫も多いのが実情でしょう。これでは妻が大切にされていない気がしますし、すごく「嫌」ですよね。
夫を味方につけ、義実家と良い関係を築く方法5つ
さて、このような義実家に強く出られない夫を抱えながら義実家との関係を良好にするためには、まずは「夫を味方につける事」が大前提として必要になって来ます。
ここでは上記のような「煮え切らない夫」の心理を解読し、いかに妻の味方につけるか?という方法を考えてみましょう。
1.「男」は、はっきり言わないと分からない
男の残念な特徴の一つに「察する事が出来ない」というものがあります。
- 「妻の気持ちを察して欲しい」
- 「妻が何を苦痛に思っているか察して欲しい」
- 「妻が何をして欲しいか察して欲しい」
無理です。今の状態のあなたの夫はそんな高度な「空気を読む」行動は出来ません。まず妻側がそれをしっかりと認識する事。
男は常に縦社会に生きています。女性のように周囲の空気を読んで協調するという関係性は薄いのです。周囲への配慮スキルは低レベルだと認識すべきです。そのうえで夫にははっきりと「何を望んでいるのか」を言葉にして伝えなくてはいけません。
「男は言わないと分からない」これってすごく重要。
言葉にして伝えないと「察してくれない」と妻はストレスを抱えてしまいますし、夫も「妻が何を怒っているのか分からない」と双方がlose-loseの関係に陥ってしまいます。
2.夫に自分の立場を理解させる
まず「妻が嫌な事」そして「妻が何をしたいか」を伝えたのちに、義実家との関係性を取り持ってもらいましょう。しかし鈍い夫はそれも理解できない残念スペックです。
その際、「何で僕が言わないといけないんだ」と反発されたら、「あなたが言うほうがお義父さんやお義母さんも受け止めやすいでしょう」と論理的に諭しましょう。
要するに「あなたの親なんだから、あなたがどうにかするべきである」と、夫の領域の仕事であることを論理的に説明するんです。
男というのは「自分の領域の仕事」はしっかりこなします。いわゆる「シングルタスク型」というやつですね。
ですから「夫の領分」をしっかりと認識させることが必要です。
3.逆の立場で理解させる
それでも夫からしたら、面倒くさくて本当は嫌かもしれません。解決策を考えないといけないというプレッシャーは、きっと辛いかも。
だけどこちらからしたら、それを良しとしていては何も変わりません。妻が我慢し続けることになります。これはあなたの家族の問題で、それによって妻である私が困っていて、あなたが知らんふりしていては困る!という姿勢を夫に見せ続ける事が必要なんです。
それでもまだ夫がごねるようでしたら、逆の立場で物事を理解してもらいましょう。
「私からは言えない、逆にあなたは私の親に対して言えるの?」
とも伝えてみる事。人は逆の立場にならないと、なかなか苦労を想像できないものです。
4.夫を「頼る」事が大事!
さらにもうひとつのポイントは「夫を頼る姿勢」を見せる事。
言ってしまえばコレが一番大事で「妻の手腕」の見せどころです。
どんなに正論だとしても、男は自分が正論で論破されることを好みません。論破であれ喧嘩であれ、男は「負ける」という事に非常な屈辱を感じます。これは動物的本能で、なんともしがたい感情なんです。
ですから妻に論破されるなんてもっての外。
- 「私は困っているの」
- 「あなたしか頼れないの」
こういう姿勢を態度に出しながら、夫を味方につける方法を実践しなくてはいけません。男は頼られれば頑張る、という単純な生き物なんです。
けっして「夫を負かしてやる!」という気持ちを微塵も出してはいけません。「男が勝利にこだわる姿勢」というのは並々ならぬものがあります。けっしてそのプライドを刺激してはいけませんヨ!
喧嘩になるだけ。
夫はなるだけ「上手にコントロールする」事が絶対に必要です。
夫が常に私の味方になってくれるようになれば不満や苦しみは軽減されますし、自分の親兄弟と妻とを天秤にかけたとき、夫が妻を選んでくれれば、それだけでも気持ちは楽になれます。そのことがなによりも嬉しいことでしょうし、夫ともより仲良くなれるでしょう。
5.それでも駄目なら引っ越しを検討しよう
それでも上手くいかない場合、これは色々な制約がある中で難しい話ではありますが、引っ越しも検討してみると良いでしょう。物理的な距離が出来れば「義実家の干渉」は必然的に少なくなって来ます。
2人で少し離れたところに引っ越し物理的な距離をとることで妻も冷静になれますし、なによりプライバシーが守られるようになります。
義実家との関係で悩む女性へ
結婚すれば夫の身内とも親族関係になります。大切にするのが理想かもしれませんが、それは妻だけの努力によってなるものではありません。お互いがお互いを尊重しあう姿勢があるから、居心地の良い関係が作れるのです。
ただ、それはあくまで理想です。
実際、夫の家族との関係で悩んでいる人はたくさんいると思います。そんな時はどうか自分を犠牲にして我慢しないでくださいね(^-^)
妻だから我慢しなくちゃ・・・なんて思わず、夫には自分の思いを素直に伝えましょう!そうすることで、夫を一番の自分の味方にしちゃうのです。
夫との仲が深まれば、たとえ問題が解決しなかったとしても、きっと幸せな夫婦関係になれると思いますよ!