今でこそ「イクメン」という言葉が浸透してきた時代に突入していますが、それでもワンオペ至上主義のような夫というのは存在します。
こういった夫は子育ての大変さが分かっていませんので、自分勝手な行動を取ってしまうという問題点を抱えています。
子育ての大変さが分かっていない夫の特徴
折衝できない
一般的に言ってマネジメントにおいては「相手の状況を察する事が出来るか?」という能力が求められます。
相手の状況を察した上で周囲と上手くやっていくという力を折衝力と言いますが、これが欠如していると、部下を率いていく上司としては著しく能力が不足しているものと見なされます。
家庭においても同様で、子育ての大変さが分かっていない夫というのは「妻の状況が分かっておらず、自分だけが大変だと思っている」という人が多いですね。
ゆえに、こういう夫というのは昇進しませんし給与も低いでしょう。もしもあなたが夫に対して経済的にも不満を抱いているならば、重症です。
勝手にスケジュールを決めてしまう
子育ての大変さが分かっていない夫は、自分の都合が全てです。ですから妻のスケジュールなど知らんぷり。
- 「俺は仕事で頑張っている」
- 「俺は稼いでいるから良いんだ」
- 「専業主婦なんてラクだろ」
夫には「相手を想像する力」が欠けているために、上記のようなモラハラ発言が飛び出してしまうんです。想像が出来ないからどんなに妻が困っていたとしても、自分のスケジュールを優先して決めてしまうのです。
主人の会社は車で30分ほどのところにありますし、終わるのも遅いので基本的に平日はワンオペ育児です。
仕事が早く終わったなら早く帰ってきてほしいのが本音です。ですが主人は自分の予定は勝手にどんどん決めてしまい、夕飯を用意しているのに急に「仕事帰りに友達とご飯いく」といってきたり、酷いときには「今週末友達と飲みに行くことになったから」と木曜日の夜に急に言ってきたりします。
保育園の行事を伝えていてもそれは覚えていないようで「その日PTAの役員会あるから無理って言ったよね?」と言うとそんなこと聞いていたかと言い出す始末です。
最終的にSNSで伝えていたので記録が残っており、機嫌が悪くなった私の機嫌を必死にとろうとします。回数が多すぎて呆れてしまいます(Aさん、主婦)
夫に子育ての大変さを分からさせるたった一つの超強力な方法とは
上記のように、子育ての大変さが分かっていない夫というのは「想像力」が欠如しています。想像力というのは「相手の都合」「相手の状況」を予想する能力であり、さらにその都合や状況から
- 「こういう風な大変さが予想される」
- 「妻が大変になるのは、次はこのタイミング」
などを想定する能力です。
想定外、という言葉が良く使われますが、「子育ての大変さが分かっていない夫」というのは、ほとんど全てが「想定外」になります笑
だって想像が出来ないんですもの。
彼らが想定するためには、やるべきことはたった一つで、
「想像させない」=「体験させる」
これに尽きます。
上記のAさんは、以下のようにしてご主人に「子育ての大変さ」を体験させてご主人の考え方を改善したという事です。
こちらは平日仕事が終われば保育園に迎えにいって、ご飯を作って子供に食べさせてお風呂にいれて寝かしつけまでしている現状を理解していないなと思ったので、私も友人と予定を入れて「保育園の迎えから自分で行ってね」と全部任せました。
夫も最初はヤル気満々だったものの、実際にしてみると難しかったようで帰ってみるとぐったりしていました。
洗い物も残っているしリビングにタオルも散乱しているしぐちゃぐちゃだったので、「ちゃんと片付けなよ」ととどめを刺しました。
少し文句を言われましたが、平日毎日一人でこなしていること、それなのに自分は自由に外で過ごしている、それだったら一人で親しているのと同じだから法律上でもいらないと思うと真顔で冷静に言いました。
すると主人も現状を知って反省したようで、それからは平日に予定をいれることはほとんどなくなりました。休日も予めあった予定しかいれなくなったので自由すぎて怒ることも減っていきましたね。
目的は明確にすること
子育ての大変さを分からせるために、準備すべき事があります。それは夫に対して「目的は何なのか」を明確にして伝える事。
- あなたに子育ての大変さを分かって欲しい
- 気持ちを共有して欲しい
という大きな目的をしっかりと伝える事です。
これを伝えないままに「子どもをよろしくネ!」としてお願いしたとしても、夫は「なんで俺が・・・」と納得感を得る事が出来ません。
男というのはそういう生き物。大きな目的を説明してあげないと、ヤル気が起こりません。女性のように察して行動する事が出来ない生き物なんです。
目的を伝えないまま「遊びにいくな」と怒ると、「束縛された」と勘違いして逆上してしまう可能性があります。そうならないためにも、「何故子どもを任せたいのか」を誰でもわかるように教えてあげる必要があります。
いかがでしたでしょうか。
男性って結婚して子供が産まれてからも自由に過ごしたがる人が多いです。ですがそれって、女性がどれだけ大変な思いをしているかを知らないからという方も多いです。
そうです。
呑気なのです。
せっかくパパになったのですから、その大変さを実感させることは大事です。自分がどれくらい自由に過ごしていて、どれだけ回りに迷惑をかけているかを実感してもらいましょう。きっと思った以上に大変で、今までの自分が恥ずかしく感じ、反省してくれますよ。