夫婦にとって生活していく上でお金は大事なものです。だからこそ誠実に対応したい問題ですよね。ところが給料をごまかす夫というのはお金に対して「誠実」ではありません。そういった金銭感覚や価値観の違いが夫婦の関係に溝を作ってしまうのです。
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給料をごまかす夫の特徴4つ
1.給料を素早く抜き取る
給料をごまかす夫のタイプはいくつかあり、例えば
- 家庭に給料を入れない
- 家庭に給料を正確に報告しない
- 銀行口座から勝手に引き出す
などのケースが考えられます。
ある奥さんのケースでは以下のように例を頂いています。給料をごまかす夫は「ネットバンク」を活用(悪用)し、妻に見つからないうちに給料を自分専用の口座に移すなどの悪知恵を働かせます。
最近では毎月給料から3万~10万こっそりちょろまかしていました。
「今月は会社の経営状況が悪くて給料少ないみたい」などとそれらしい言い訳を前もって言ってきて、私が給料日の朝9時に主人の口座から給料を引き出す前に、ネットバンクを経由して私より早く給料を下ろしているのです。
2.お金の計画性が無い
給料をごまかす夫というのはお金に対する計画性がありません。
たとえば・・・
- 子供が3人いて、引越しして家計が安定しないのに、バイクをローンで買ってしまう
- 「仕事の付き合い」と言いながらパチンコで大負けしてしまう
そんな計画性の無さが特徴です。この計画性の無さが原因で給料をごまかし、お金を入手するという不正行為を繰り返すのです。
お金に対する計画性があれば「いついつまでに○○円までは使用して良い」などの先見性があるはずで、そもそも「お金が足りなくなる」ような状態には陥らないからです。
3.お金に対して執念深い
給料をごまかす夫というのはお金に対する計画性が無いわりに、お金に対してはすごく執念深く、金の亡者とも言えるほど執着があるのが特徴です。
大抵の人はお金が好きですが、給料をごまかす夫というのはそこに輪をかけてお金に対して執着があるんです。常に「金欠」の状態であるとも言えますから、いつもその辺にお金落ちてないかな?と本気で探しているような人であるケースが多くあります。
常識的に考えてお金はそんなに簡単に手に入りませんから、「お金ないかな」なんて思考は時間の無駄遣いなのですが、お金に対する執着心が大きく、自分を見失いかけているような特徴があるわけです。
4.夫が妻や母親の財布からお金を抜き取る
これは最悪のケースですが、給料をごまかす夫というのは、あまりのお金欲しさに他人の財布からお金を抜き取る事があります。
夫からすれば妻が気付かなければ、お金はそのまま使えますし、気づけば返却するだけ。かれらの心情からすれば、ある意味ゲーム感覚で盗んでいると言えるでしょう。
給料をごまかす夫への3つの具体的対抗策!
給料をごまかす夫に対しては「疑いたくない」と思うのが妻の正直な気持ちでしょう。しかしそれで金銭的に苦労しても、夫は妻の苦難に気づきません。苦難に気づく夫であるなら、そもそも給料をごまかすような事はしないのですから。
何ヶ月も少ない給料が続くのはさすがに厳しいものです。そして言い訳に違和感も出てくると、夫への不信感も募ります。仕事を頑張ってくれている主人を疑いたくない、けれどこのままでは生活ができない。そういう気持ちで毎日悩む事になります。
そのような状況では幸せな生活を営むことは出来ません。
1.夫に妻の苦労を理解させる
そもそもとして、給料をごまかす夫は妻の苦労を理解していません。
- どのような家計の状況なのか
- 妻がどのような事に困っているのか
- 妻の気持ち
- 今後のお金の支出の心配
などなど、こういった状況を夫に理解させることが大切です。その際には、まず相手を疑うような態度を出さない事。として相手を責めない事。
どんなに相手が悪い状況であっても、相手を責めるのは悪手です。夫も聞く耳を持たなくなりますし、良い解決策も浮かばなくなってしまいます。
2.家計について具体的な数字で話し合う
男性というのは「感情」よりも「論理」を優先します。家計について話し合う時も感情論より論理的な話し合いを目指しましょう。
家計についての話をする際には「ほんとうに大変で苦しくて!」などの感情論よりも「○○円不足していて、今後は△△円必要」などの具体的な数字をもって話をするようにしましょう。
例えば今の給料の使い道の内訳をノートに書き出し、見せながら話しをするのです。
その際には、責める姿勢をやめること。そもそも給料をごまかす夫は、こまかい家計管理を理解していない可能性があるからです。そのような分かっていない人に対して怒っても、理解出来ないので逆上される恐れもあります。
夫が家計を妻に丸投げで任せていて、家計の内訳を全くわかっていない可能性があります。
例えばきちんと自分の力で一人暮らしをしたことがない夫の場合は、光熱費がいくらかかるとか、住民税や自動車税がかかるとか良く分かっていないケースもあるんです。
これから子供にお金がかかる、習い事にいくら必要、など漠然とではなく出来る限り正確に金額を説明しましょう。
3.家計の内訳を夫婦で共有し、夫婦で対策を考える
給料をごまかす夫が状況を理解した後に対策を打ちましょう。一人で考えた対策よりも夫婦で考えた対策の方が、二人が得られる納得感があります。片方が納得しただけの案では長続きしません。
具体的な対策として挙げられるのは、給料をごまかすことが出来ないように通帳や口座を二人で管理したり、ネットバンクを封印したりする事が有効です。これらの方法のメリットを夫と二人で共有しましょう。
- ネットバンクを封印
- 給料口座の管理
- 通帳は妻が預かる
- あまりにひどければ職場に協力してもらう(企業によっては給与を振り込む口座を色々と変更することも可能です。)
のも手です。夫婦ですから、お互いが歩み寄って協力していきたいですね。
大まかにルールを決めた後には、ボーナスの扱いや年末調整の還付金等の細かいルールを忘れずに決めていきましょう。給料をごまかす夫を甘く見てはいけません。いつの間にか還付金が消えていた~なんて事もあるからです。
また家計管理で悩んでいる方はココナラを活用するのも手です。普通のファイナンシャルプランナーにお願いすると莫大な費用がかかりますが、ココナラならば500円程度でお手軽に相談する事も可能です。