定年夫、うざいですね!これまでは何とか距離を保って生活出来ていたかもしれませんが、夫の定年後は、常に夫が家にいる…なんて事態になる訳です。当然息が詰まってしまう方もいらっしゃるでしょう。
ここでは定年夫がうざいけど、離婚は難しい…という方向けに、妻はどのような生活スタイルを選べば良いか、をご説明しています。
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定年夫がうざい!けど『離婚が難しい』方へオススメの作戦4つ!
ライター:うしまつのははさん(58歳)
定年夫との暮らし、いかがでしょうか。このページをご覧になっているあなたにはこんな悩みはありませんか?
- 定年になって働く気が無くなった夫を見るのが苦痛
- 特に昼間に夫婦で過ごす時間が長くなり苦痛
- そもそも夫が家にいるだけで苦痛
- 夫と顔を合わせるだけでも苦痛
こんな状態のあなたの心はかなりの危険信号の状態です。特段、干渉をされるわけでもなくとも『この生活がこれから何十年続くのだろう』と考えると、もう息が詰まりそうに感じられている事でしょう。
かと言って再構築など、とんでもない!
- 自分のの仕事も夫の仕事も多忙で、すれ違いの生活が心地よかった
- 会話もなくても全く平気で「何ら問題がない」と思っていた
- 今さら、一緒に過ごす時間ができても、考えていることもわからないし、趣味や行動範囲も違う二人が、部屋は別々とはいえ、一緒の空気を吸うことが苦痛
- もちろん、夫に対する愛情など、とうの昔になくなっている
などの色々な理由があたなの人生に当てはまるでしょう。これまでの長きにわたった生活の上でそのように考えられているのですから、あなたのその想い自体は否定されるべき気持ちでもありませんよね。
しかし離婚に踏み切れないのも事実
とはいえ再構築が難しい一方で、離婚に踏み切れないという事実が目の前にあるのも実際のところではないでしょうか。
大きなところでは
経済的なメリットディメリット
が考えられるかと思います。さすがにこれは一朝一夕で片のつく問題でもありませんので、悩んでいる方も多いでしょう。
このように「定年夫と暮らしたくはないけど、離婚は無理…」という方向けに、このような状況の中で円満に過ごせるのはどうあればいいか、を考えてきましょう。
一緒に暮らしたくない定年夫との過ごし方;作戦4つ
上記のように、ここでは一緒に暮らしたくない定年夫との過ごし方についてご説明します。いくつかの作戦がありますので、それらを取り入れて、実りある人生を過ごされることを祈っております。
作戦1.妻自身のマインドをしっかりと決めよう
一緒に過ごしたくない夫に対して遠慮は必要ありません。このような状態になっている事に対しては多かれ少なかれ夫にも責任があります。これはそのツケですので、夫の取り扱い方について、妻自身が悩む必要はありません。
むしろ今まであなたは沢山耐えてきたのでは無いでしょうか。もう十分でしょう。まずはご自分のマインドを「自由」に解放してみる事をお勧めします。
自分のやりたいことは何なのか
自分の心を整理し、遠慮なくその目標に向かって邁進していくように強い決意を持ちましょう。こうすることで、今後の自分の人生の方針がブレなくなり「強い自分」になる事が出来るんです。
うざい定年夫とは「しっかりとした距離」を取る事!
駄目な夫を立てたり、持ち上げたりとする必要はありません。あなたの第一目標はすでに決まっているはずです。それを達成するために「ビジネスライク」に生きてみましょう。具体的には「距離」を取る事がとても大事。
ここでは私の実践しているやり方をご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
作戦2:夫はシェアハウスの同居人程度と考える
まずは夫をシェアハウスの同居人と考えましょう。
できるだけ同じ空間で過ごさないようにすることです。
- 夫は夫の、妻は妻の専有空間をそれとなく決める
- キッチンやトイレ、洗面所、バスルームは共有スペース
と考えて、行動するわけです。
作戦3:家事の分担はフレキシブルに対応する
家事については、本来的な意味でのシェアハウスとは異なり、分担制を採用しています。
- 食事はとりあえず、朝夕は私が作る
- 作ったあとは、それぞれ好きな時間に食べ、食器の後片付けなどは夫の仕事。
- 清掃は分担範囲を決め、その部分は自分の時間で週1回は行う
作戦4:経済分担をビジネスライクに決める
そして最後に経済分担。
ある意味でこれが一番簡単に決められるかもしれません。ご自分の状況に合わせて機械的に決められる事をお勧めします。私のケースでは以下のようにルールを設定して運用しています。
- 夫の年金は当然二人のもの
- 私の非常勤収入も合わせて生活をしますが、夫から提供してもらう金額は定額で決め、それ以外は夫は自由に使う
- 私も私の非常勤収入で生活費の足りないところを補い、遊びのお金はそのあまりのお金と、これまでの貯蓄で補う
- 必要なことや予定などはカレンダーの活用や用紙に書く。もしくは、メールなどで行い、直接、口をきかなくても大丈夫のようにする
といった方法で調整をしています。
うざい定年夫と離れて暮らす事のメリット3つ
うざい定年夫と離れて暮らす事のメリットは山のようにありますね笑!こういったメリットを頭に描きながら、今の生活を改善しようとすると、しっかりとした行動に移る事が出来ますので、お勧めです。
1.自分のパーソナルスペースと時間を持つことが出来る
まず一つ目としてパーソナルスペースができて、そこで安心した自分の時間を過ごすことができます。朝夕の食事の準備などは、縛られることのひとつかもしれませんが、冷蔵庫の予め作ったものを入れておけば、まったく問題がありません。
長期に不在にするときには「自分作りなさい」と伝えておけば良いわけで、妻の過ごし方に影響を受けることはありません。
2.経済的な負荷は離婚するよりも遥かに楽
上記のようなビジネスライクな「財産分与」をすることで、離婚するよりもはるかにメリットのある生活を送る事が出来るでしょう。
夫の年金は夫婦のものであるという事実
なお夫の年金で生活をする、ということについて「肩身が狭い」などと思う必要は全くありません。夫の年金は半分は妻のもの、と考えることは、当たり前のことです。
事実、
平成19年4月以降に離婚した場合は、夫婦間の合意または裁判所の決定により、夫の年金について婚姻期間の厚生年金部分については夫婦で分割可能
保険クリニックより引用
という考え方になっています。ですからなんら、悪いことと考える必要はありませんし、遠慮する必要も無いわけです。
また、ご自分の収入があるのならば尚更で、妻が自由に使う分は、夫には文句を言えることもないわけですから。
3.老後の夫について考える事も減る
ビジネスライクな定年生活を得る事でこれまでの結婚生活のように夫婦という枠で考えて、老後の夫のこと、二人の生活を考えて、憂鬱になる必要などほぼなくなるでしょう。
自分が随分気持ちの上で楽になり、解放されるのです。
夫婦としての在り方を根本から変えてみよう
自分は自分、ということで考えて生きていく事が大切です。
子育てまでは夫は共同作業をする相手だったかもしれませんが、そこから先は、家族などという枠組みではなく、経済的な部分を共有するシェアハウスの同居人という考えになれば、負担感がなくなり、精神的には随分楽になります。
夫の介護が始まったら、とか、夫が私の時間に踏み込んできたら、とかといったいらない心配をしなくてもよいわけで、心が随分楽になりますよ!
離婚は待った方が良い
私と同じような状況になった方は、まず、熟年離婚という文字が頭に浮かぶかもしれません。しかし、熟年離婚は、相手だけではなく、自分にとっても、特に金銭面でかなりのデメリットを被ります。それは、実際に考えている以上の困難です。実際に、シミュレーションをしてみるとよいでしょう。
金銭的な困難を乗り越える覚悟があるならば『いっそのこと自由になって』というのも一つの方法として良いのかもしれませんが、現実的には、そう甘くありません。
ですので、シェアハウスに住んでいる他人くらいの気持ち、距離感でいることが何よりも円満に暮らせる秘訣だと言えるでしょう。