多くの夫は食べ物の好き嫌いが多い偏食家です。また子どもの頃から甘やかされて育っている事が原因であることが多く、好き嫌いを大人になってから治すのは簡単ではありません。
ここではなるべく簡単に夫の好き嫌いを治す方法を探していきましょう。
Contents
食べ物の好みが偏っている夫の3つの特徴
1.好きなものはたくさん食べる
偏食の夫とはいえ、食べる量自体にはさして影響や関係性がありません。自分が好きなもの――例えばラーメンならば、400グラムの麺を食べて、スープまで飲みきれてしまうような夫も多いでしょう。
好きなものばかりをバカ食いするような配慮の無さ、健康管理の出来なさが妻のストレスを増やします。
当然、妻が食事作りを頑張っている事への配慮などもありません。食事のバリエーションを考える事はとても大変。でも気持ちを分かってくれない。こういった事が妻のストレスに繋がっています。
2.結婚前の自己申告と違う
故意に嘘をついているケースとそうでないケースがありますが、結婚前には、「好き嫌いはなく、何でも食べる」と言われていて、実は好き嫌いが激しいケースがあります。
結婚後に妻が実家でよく食べていた料理や、健康のことを考えて野菜を多くした料理を出すと、
- 「小松菜は苦いから苦手」
- 「パプリカはムリ」
などと、続々と嫌いなものを挙げられるようになり、野菜料理を作りたくても、メニューに困ります。
妻としては好き嫌いよりも「結婚前と言っている事が違う」という所にストレスが感じられるかもしれません。騙された!と。
3.食卓に好きなものが無いと不機嫌になる
偏食する夫は、食卓に自分の好きなものが無いと不機嫌になります。例えば肉好きでれば、食卓に肉がないとものすごく不機嫌になります。
タンパク質として、厚揚げなどの豆類を使った料理を作り、お肉は挽き肉を少し入れた程度の料理を作っていたのですが、「肉が少ない」と、妻の料理を見た瞬間文句が飛び出るのですから、始末に負えません。
まずは感謝しようよ?
何でも食べると言われていたのに、毎日文句ばかりでうんざりですね。
夫の好き嫌いが多い!何作ればいいの?具体的方法5選!
1.幼少期からの積み重ねは簡単には打破できない
まず第一に、この問題は簡単には打破出来ない事を頭に入れておきましょう。そうする事で夫のコントロールが上手くいかない事へのストレスは少し軽減できます。
夫の食事に対するこだわりは、実家のときからの料理で基礎が作られてしまっています。例えば
夫の実家では、野菜はくたくたになるまで煮込まれ、ご両親も野菜があまり好きではないので、食卓にはあまり野菜が出ない
こういうケースでは夫は野菜を食べない子として育ってしまっています。これを改善するのは簡単ではありません。
まずはこれを理解し、気持ちを楽に持ちましょう。
2.バリエーションを変える
夫の偏食には理由があります。例えば
- 苦みが苦手
- 食感が苦手
- 味が苦手
- 臭いが苦手
このような理由です。例えばトマトは駄目でもケチャップがOKなケースが多いですよね。これは多くの場合、トマトの食感または臭いが駄目だというケースです。
ですから、あなたの夫は「何が苦手なのか?」を聞き出して対策を打つのが効果的です。例えば以下の様な形で「姿・形・臭い」にバリエーションを与えてみましょう。
- トマトは焼いて臭みと食感を取り払えば食べられる
- ピーマンやパプリカは、ガパオライスやキーマカレーのように、味のしっかりしたものに混ぜれば大丈夫
- 何をしても嫌がられる小松菜であれば、ほうれん草で代替する
ただ単に食べない事に対して怒りをぶつけてはいけません。
「なぜ?」「どうして?」から思考をはじめ、「無理な部分を取り除く」という改善形式で始めると、夫の好き嫌いを治すという大問題解決のためのハードルが低くなります。
3.小皿・小分け料理を避ける/減らす
料理を各個人で別個にして出すと、いわゆる「ノルマ感」が生まれてしまいます。ノルマ感を持ってしまうと、出されたものを全てを食べる事に対して拒絶感が大きくなります。
ですから、夫の嫌いなものは大皿などで分担して食べる形式から始めると良いでしょう。
一方でその形だと夫が全く食べない可能性もありますから、取り分けるときに「ほんの少し」にするなどの工夫をすると効果的です。
「これくらいなら食べられるかも」というチャレンジ感を演出しましょう。
4.好きなものは食べる量を抑える
また偏食対策の一環として、好きなものを食べる量を減らす事が必要です。好きなものばかりを食べていると満腹になり、ますます嫌いなものを食べなくなりますからね。
例えば肉が少ないと言われる文句に対しては、肉と、厚揚げを一緒に入れてボリュームを多く見せたり、料理の上にお肉がたくさん見えるように盛り付けで工夫をしましょう。
5.好きなものと嫌いなもののバランスで調整する
嫌いだからといって、食卓に出さないとどんどんと食べる機会を失ってしまいますので、たまには挑戦させることが大切です。
しかし嫌いなものばかりでは夫も萎えてしまうでしょう。
ですからその代わり、夫が好きでないものを出すときには、唐揚げなどの主人が好きなものを出すようにしてみましょう。好きなものと一緒に食べれば、嫌いなものでもある程度我慢して食べられるケースもあります。
妻がストレスを抱える根本原因を見つめなおす
妻自身が料理を作る場合、自分が食べたいものを作られないというのは辛いものです。また、せっかく作ったのに文句を言われたり残されるのも悲しいでしょう。
こういった「好き嫌いの激しい夫」に対するストレスは主に上の2点から来ています。夫の好き嫌いを是正する事が出来ればこういったペースの乱れも治す事が出来ます。
夫が居ないときには、自分の食べたいものを作り、主人が居るときには、健康のことを考えて野菜をいれて料理を作りながら、主人の好きなものも取り入れて、家族で楽しく食卓を囲めるでしょう。
男女の違いを理解する
男性と女性とでは、食べ物の好みが違いますし、食べる量も違います。
もちろん、同じものを食べて、美味しさを共有できることが一番の理想ですが、人の好みを簡単には変えれないので、ファミレスのように自分が好きなものを注文し、家族がバラバラのものを食べるということは家庭ではできません。
食卓に嫌いなものしか並んでいないというのは、食べる楽しみがなくなります。
好きなものを入れつつ、バランスのとれた食事を作って、いろんなものにチャレンジして、相手が食べてどんな反応をするのか、日々模索していくことが大切です。