いかに夫婦とはいえ、すべてを信頼しきるのは難しいものです。特にお金の管理はしっかりしっかりとしなくてはいけません。場合によっては「金の切れ目が縁の切れ目」というような最悪な別れ方にもつながってしまうかもしれません。
そのため悪い方向へ転がっていかないような対策が必要となってきます。
お金の管理が出来ない夫の特徴6つ!
1.給料を家計に入れない
お金の管理が出来ない夫というのは高確率で「家計にお金を入れない」という特徴があります。なぜなら
お金の管理が出来ない=金遣いが荒い→家計に入れるお金が無くなってしまう
という悲しい図式が成り立ってしまうから。
それでも結婚して数ヶ月は約束通りの金額を夫は妻に渡してくれるかもしれません。しかし、約束の金額より少ない金額しか入れてくれない月が徐々に増えてくれば要注意。
「○○でお金が必要だから、またもう少ししたら、足りない生活費は渡すね」
と言った典型的な言い訳を使い始めます。
2.妻の苦しさに気づかない
お金の管理が出来ない夫というのは、自分のお金をどのようにして使うか?という事で頭がいっぱいです。周囲を見渡す事が出来ないんです。
ですから妻が家計で苦しんでいようとも、気づかないという特徴があります。
- 家族の貯金はそれほど多くない事
- 妊娠している妻は、お腹が大きくなってから、仕事(自営業)をセーブしていたため、あまり収入がない状況
- 妻は結婚前の自分の貯金をくずして、必死で毎月やりくりしている事
- 夫が約束した金額を家に入れてくれないことが5ヶ月程続いた時に、妻はなんでこんなに私だけが必死でやりくりしなければいけないのだろうと思い、悩んでいる事
- 家に入れるお金が不足している事について、こんなことを言ってしまったら、夫は不快に思うかもしれないと思い、妻はモヤモヤしたままの生活を送っている事
こ~んな事、全く気付いていません!
まさに悩むだけ妻が損する図式なんです。
夫がいない方が楽なのでは…と妻に思わせてしまう
結婚してはじめのうちは、妻もそこまで深くは考えていません。しかし段々と「このままでは無理だ」「やっていけない」と思うようになります。
- どのように話してどうすれば考えを改めてくれるのか
- どれだけ現状が大変なのか理解してくれるのか
- なんで自分だけ日々苦しまなければいけないのか
と妻は思う訳です。
子供のおむつ代やミルク代もあるのになぜこの人は今までと同じように過ごしていけると思っているんだろう、いっそ一人で育てたほうが楽なのでは…とさえ思わせてしまうのが、「お金の管理が出来ない夫」の特徴です。
3.お金をあるだけ使ってしまう
お金の管理が出来ない夫というのは「あとどれくらいのお金が残っているか?」などの基本的な事が分かっていません。
ですから「これくらいのペースでお金を使えばOK」などの計画を立てる事が出来ないんです。そのため「お金をあるだけ使ってしまう」というトンデモない行動に走ります。
- 携帯代を支払わずに、携帯利用を止められる
- インターネット契約の支払いも滞っている
- 光熱費も駄目
- 自分が月にどれだけの額を使えるのか把握もせずにコンビニで買い物を毎日してしまう
- 携帯漫画の課金につぎ込みまくって翌月の携帯代請求額が何万にもなっていたりと、妻の目の届かないところで形にならないものの購入をたくさんしている
と生きるうえで必要不可欠な費用すら払えない状況までお金を使いこんでしまうケースすらあるんです。
4.言い訳が単調
お金の管理すらできない夫というのは、少し頭が足りていません。そのため管理が出来ない言い訳が単調です。例えば夫にお金のことを問いただすと、
- 支払い関係は払うのを忘れていた
- 家にいれるお金は必ず入れるからもう少し待って欲しい
- ○○でお金が必要だから、またもう少ししたら、足りない生活費は渡すね
など、誰でも使いそうな典型的言い訳でもって妻の怒りを買います。キーワードは「もう少し」。「もう少し」っていつだよ笑
5.見栄っ張り
更に見栄っ張りな性格を持っている人というのは最悪で、周囲の人へお金を無意味に配ります。男というのは少なからず、周囲へ自分の力を誇示する事でアイデンティティを保とうとする習性がありますので、この習性強い人はお金の管理に苦労している人も多いでしょう。
例えば
- 職場の後輩へ奢りまくる
- 仕事で使うのは、職場の人たちへ頻繁に高価な差し入れをしている
などの行動を繰り返していれば要注意です。
6.クレジットカードの仕組みすら理解していない
お金の管理が出来ない夫というのは基本的に「アホ」だと考えましょう。そういう夫がクレジットカードの仕組みなどを理解しているはずもありません。クレジットカードは「お金が湯水のように湧いてくる金のカード」くらいにしか思っていないのかも。
当然、普通の人ならば手を出さないような「リボ払い」であっても平気で手を出す恐ろしい人種なんです。
- お金がないのにクレカで次々趣味のものを買い込む
- 支払いをリボ払いにしていて毎月返済額がいくらあるかも確認していない
- 限度額のギリギリまでリボ払いで買い物
- カードが使えない状態になっても反省は形だけで、いまだに電子マネー等を使い浪費
お金の管理が出来ない夫のトリセツ8選!
1.家計のやりくりをしっかり線引き
一緒に生活をしていく上で、家賃や光熱費、食費など、家族の生活に必要なお金は夫の給料からで、妻の給料は貯金に回すというように、しっかりと家計のやりくりについて線引きをする事が肝要です。
そして、家計の管理は「管理が出来る人」が担う事。ここではお金の管理が出来ない夫の話ですので、必然的に妻が管理をする事を提案するのが筋でしょう。
2.家計の管理は「見える化」が基本
家計というのは夫婦のものです。夫婦どちらか片方が管理し、それをもう一方が見えない状態というのは不信感が募ります。
これはいかに「管理が出来てしっかりしている人」であっても基本です。常にお金の状態を夫婦双方が確認できる事が基本。企業でも会計状況は外部発信しますね。
家庭においても互いを信頼し、「不信感を払しょく」するようなコンプライアンスに準じた対応が成功の秘訣です。
3.家計管理の具体案を双方で話し合う事
家計の管理は夫婦が納得した方法で進めなくてはなりません。前述の通り、片方が納得していなければ不信感が募るだけです。
例えば以下のようなルールを細かく規定し、紙に書いて張っておくと良いでしょう。
- 夫の給料の全て、または決まった額を一旦、妻に渡してもらう
- 携帯代やインターネット代の支払いも妻が管理したいと伝える
- 夫に月々決まったお小遣いも渡すし、本当に必要なお金があれば、言ってくれたら渡す
- 家に入れる金額より稼いでい分については妻はノータッチ
といった具合です。
これらのルールについては、しっかりと夫の同意を得るように心がけましょう。決して独裁政治を敷いてはいけません。どんなにあなたが優れた為政者であったとしても、パートナーの納得感が得られていないルールを強いてはいけません。
さもないと、夫からの反乱が起こります。
4.まずは表を作って簡単に説明
男性というのは感情論では動きません。男性が動かされるのはいつだって論理と数字です。「目に見える形」「筋の通った話」こういったものでなくては納得できないんです。
ですから、お金の説明をする際には、
- どこにいくら使っていて
- いくら足りないのか
など自分で事前に計算をして簡単に表をつくりきちんと説明をしてみましょう。
大体の予算と実際の金額、今までどのようにやりくりしていたかなど話し、これからは更にお金のかかる部分が増えることなども話してみるとgood!
5.次に具体的なお金の使い方を話し合う
上記のように状況を夫婦で共有出来たら、次のステップです。
もう一度話し合いをしたときに実際のやりくりの仕方を決め、夫と妻で管理する部分を分けそれぞれ一ヶ月で使える額をきちんと計算で出す事。
またお互い管理するお金を決めたら、次は管理外のお金の使い方についてルールを決めておくと良いでしょう。
6.夫をなじるのはNG
例えば会社で上司にパワハラは受けたくないもの。家庭での上司というのは妻であるあなた自身です。一方夫というのは「使えない部下」。使えない部下はバカにしたり罵倒したりしたくなりますが、それでは部下は上司である妻にはついてきません。
- クレジットカードや預金通帳、銀行のカードなど、お金を扱う手段のものを全て取り上げ、完全お小遣い制にする
- ガソリンは月に1万円ぐらいしかかからないから、まだ全然お小遣い余裕だよね?と毎日しつこいほど言いまくり、あなたに渡す無駄なお金はないよとアピールする
- 携帯代がとても高い月があった場合、あなたのせいで家の貯金はすっからかんになってしまったよと銀行口座を見せて罪悪感を煽る
こういった相手を縛り付けるようなやり方は避けたいものです。お金は手に入っても、夫の心は離れ、信頼は得られないでしょう。
一方で今月の家での出費はこのようになりましたと妻がやり繰り努力をしているものを形で見せ、だからお互い色々我慢して頑張ろうよと情に訴えかける。このようなやり方であれば、夫も納得感を得る事が出来るでしょう。
7.男のプライドを刺激する
また男としてのプライドを刺激するやり方も効果的。
夫の両親には主人の金遣いが異常なことを報告し、遠くに住む両親ですがたまにこちらに遊びに来た時や電話をした時などに、それとなく探りと釘さしをお願いしてみましょう。周囲から注意を受ける事で「何くそ!」と奮い立つパターンもあるからです。
建設的な話し合いが通じない人であっても、男のプライドを少しでも突かれるようなことがあれば躍起になるタイプは多いのです。絶妙なタイミングでプライドを刺激して何とか節約の方向に向かせてみましょう。
夫のタイプを良く見極めて良い選択を!
8.クレジットカードも「見える化」が鍵
夫がクレジットカードを上手に使えていない場合は、その明細を確認できるように「家族カード」を導入すると良いでしょう。
これは同一のカードを家族で共有する方法で、夫が使用したカード明細などを妻も確認できる方法です。
お金の管理が出来ない夫を撲滅し、健康的な生活を!
お金の切れ目は縁の切れ目というように、お金で悩んでいる家庭に円満は訪れません。お金は管理が得意な人が行った方が上手くいくもの。夫がお金の管理がうまくない人であれば、妻が全て管理するのをオススメします!
但し、夫に必要なお金を渡さないなんてことはしない方が良いでしょう。また、夫の要望があれば、取り入られる範囲で承諾するのも重要です!
男性は窮屈感を感じてしまうと、悪知恵が働いてしまいますので、例えば妻にお金がもらえなくて、借金をしてしまうなんてトラブルにつながりかねません!
ぜひ、束縛しすぎない程度に妻が家庭のお金を管理して、円満な家庭にして下さい!
周囲にも相談してみよう!
お金の話は友人や家族になかなか話しにくいことで悩まれる方が多いでしょう。
でも全部でなくても少しだけ誰かに話してみたり、両親に相談してみたりすると、案外周りも同じような悩みを抱えていたりします。
我慢の限界が来て友人にポロっと話してしませば、実はうちも…と意気投合したりすることもあるんです。
一人で頑張るには限界があります。知恵も労働時間も、一人ではすぐにオーバーしてしまいます。またたったの500円でプロのFPに相談できた!という体験談も掲載していますので、是非参考にしてみて下さい。
お金のことは話にくい。だからこそ、早めのコミュニケーションを
お金の話って話しづらいのは確かですが、夫と腹を割って話してみると、良い事しかありませんよ?今まで一人で抱え込んで悩んでいた時間はなんだったんだろうと思うほどに気持ちも生活も楽になります。
更に貯金もできるようになったのでたまに贅沢な食事をしたり遠出したりする回数も増やすことができ、以前よりも楽しい結婚生活を送ることができるようになることでしょう。
自分のためだけでなく将来、子どものためにもなるし本当に話し合いは大切です。今まで感じていた苛立ちなどを感じることもなくなりますから、深く考えすぎず大切なことはすぐに打ち明けた方が良いでしょう。
話しにくいこともあると思いますが、悩んでいる時の苦しみと比べたら話し合い中の苦しみなんて比になりません。話すことで解決できるのであればすぐに話し合いをしてもっと楽しい時間をつくることに時間を使ったほうが建設的です。