昭和の時代であれば「亭主関白」というのはある程度メジャーな存在でした。昔は今ほどには女性の社会進出が容易ではなかったという時代背景もあり、
- 夫が仕事で稼ぐ
- 妻は家庭を支える
という生活の形態と文化が成り立っていたからです。
現代ではSNSの爆発的な普及、インターネットなどの存在によって多様な価値観が認められつつある時代にあります。そういった時代においては一つの固定観念に縛られた生き方(例えば「亭主関白」)は歓迎されません。
そういった時代ですから、夫にも変わってもらいたいモノ。
しかし今の時期に「定年」に達する夫の中には、未だに固定観念にとらわれた亭主関白的な人も多いでしょう。時代の変遷に付いて行けないのですね。
ここではそんな「亭主関白」な夫(たぶん定年)との暮らし方に着目してみます。
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「亭主関白」な夫のモラハラチックな5つの特徴
1.「亭主関白」な夫は考え方が圧倒的に古い
- 「夕飯のおかずは五品作ること」
- 「自分の実家(夫の実家)へは毎週1回電話すること」
- 「夫が言うことには何か用事をしていてもそれを中断して夫の用事を優先させること」
等々、今どきの若い女性に言えば速攻却下された上に、一発殴られるような内容を平然と言ってのけるのが亭主関白な夫の特徴。
彼らの脳内は太古の昔から全く進歩しておらず、つまりは昭和時代の文化から抜け出せていないのです。化石かよ、と。
2.妻は夫に尽くすべきと考えている
亭主関白な夫というのは妻を対等と見なしていません。夫婦とは対等な関係であるべき存在ですが、こういった夫は妻を
- 部下
- 家政婦
このような視点で「自分よりも下」だと認識しているのです。そのために多くの家事や育児を妻が独りで負担させられます。現代の考え方ではありえないようなスタンスを貫く、モンスター夫の一種だと言えるでしょう。
モラハラとも言えますね。
幼少の頃から、自分のことを何もしない父を見てきて、私は決して父みたいな家のことを何もしない相手とは絶対結婚しない!と固く心に誓っていたのに夫になった相手は父を上回る相手でした。 (Mさん)
3.謝らない
亭主関白な夫というのは「自分が偉い」と考えています。そのため、自分に非があっても謝る事をしません。
本当に偉い人間というのは間違いに対して真摯な姿勢で取り組む人を指しますが、亭主関白な夫はプライドが高いだけですので、間違いを正して「より良い自分になろう」という姿勢がありません。
4.妻を支配下に置こうとする
亭主関白な夫というのは、自分が独裁者にでもなったかのように振舞います。そのために、妻の行動一つひとつに対して、いちいちと口に出してくるのです。
- 妻がどこへ出かける
- 妻の今日の予定
- 妻が何を買った
などなど、もろもろに対して口を出してきます。
こういった行動は夫の不安の表れでもあります。このように妻を物理的・精神的に拘束して束縛しなければ、自分自身が保てないのです。こういった「偽物の強さ」を示す事でしか自分のアイデンティティを保てない、ある意味では可哀そうな人種と言えるでしょう。
「亭主関白」な夫との過ごし方5選!定年夫でもすぐに実践できるよ!
亭主関白な夫については、基本的には「教育する」という対策が有効です。ここでは有効な教育方法について考えていく事にしましょう。
1.「亭主関白」な夫のプライドを理解する
亭主関白な夫というのはプライドが高いのですね。しかもそのプライドを少し拗らせてしまった面倒な生き物。
ですのでまずは男性の「プライド」の扱い方や特徴を学んでみましょう。このように男性心理を理解するところから始めると、スムーズに教育に専念する事が出来ます。
- 一番で無いと気が済まない
- 周りを褒めるとキレる
- 外面が良いとモテると思っている
- 自分の言ったことは全て正しいと思い込んでいる
上記のようなプライドの高い夫に悩んでいる方は下記の記事を参考にしてみて下さい。
また合わせてプライドが高い夫というのはえてして器が小さいですね。上の記事と合わせて、器が小さい夫の取り扱い方についても知識を仕入れておくと良いかと思います。
2.亭主関白な夫の教育は今からはじめよう
夫への家事や育児については、
最初が肝心
とはよく言います。しかしながら、亭主関白な夫を持つご家庭では、おおよそ「最初」という期間は過ぎてしまっている人も多いでしょう。
それについては大丈夫。
夫の教育というのはいくつからでも可能です。子どもの方が呑み込みが早いのは確かですが、おじいちゃんになったからと言って、決して呑み込めない訳ではないからです。
3.孫を引き合いに出してみよう
勿論上から目線で、あれしろこれしろと言っても反発されるだけで中々動こうとはしませんので、
「悪いけど◯◯してくれるかな?」
と3歳の子どもにしつけをしているのか!と思う感じで、ゆっくりと始めてみましょう。
孫を引き合いに出してもOK!「◯◯ちゃんでもこれはしてくれるよぉ」と言うと、孫でもしていることを自分はしていないのかと思うのか、孫を引き合いに出すのはわりと効きます(笑)
4.将来を予感させる
あるご家庭で「一番効いたよ!」という方法は
「私が先に死んだら家の事をなにも知らない、出来ないままのあなたは明日からたちまち困ることになるよ!」
と、少し先の将来を予感させること。
言うと少しごちゃごちゃと文句を言う時もありますが昔に比べると夫なりには動くようになってきたそうな(笑)
なにせ結婚当時はお茶ひとつ飲むのも「お茶!」の一言でしたから。現在は勿論自分でお茶を入れて飲んでいます。
たまに私に頼む時も「悪いけどちょっとお茶入れてくれるかな?」と言って頼んでくるので私からみれば大きく成長しました(笑)(Mさん)
5.夫との信頼関係を構築する
また夫と上手くやっていくという意味では信頼関係を構築は欠かせません。定年の夫と上手くやっていくコツの一つは共通の趣味を作る事。
もしも興味があれば、夫と趣味にチャレンジしてみると良いでしょう。
特に定年夫との健康が気になる方はこちらの記事もオススメ。
いかがでしたでしょうか。
根本的に人間の価値観を変える事は難しいですが、それは完璧主義の方の考え方。夫もちょっとずつ変えていけば良いのです。
これまで、ずーっと亭主関白でやってきた夫ですから、期待はしてはいけません。少しずつ教育し、小さな達成感を積み重ねましょう。こうする事で 教育する側の妻のモチベーションアップにも繋がります。
ポケモンも最初は弱いのです。気楽にゲーム感覚で夫を「育成」する事から始めてみてはいかがでしたでしょうか。