ペットを飼っているご夫婦は多いかと思います。ペットも大切な家族。その家族に対する接し方が夫婦で違っていれば悩みも多いでしょう。ここでは愛犬に対する夫婦の躾の方針での悩みと対策を投稿していただきました。
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ペットに暴力を振るう夫の特徴と、妻が不安になる理由
ライター:ゆうさん
本記事は夫のペットへの躾の考え方の違いで悩んでいる方に向けて書いています。
ペットも家族。その家族に向けて暴力や厳しい躾を働く夫に悩んでいる方、いらっしゃいますよね。ここでは私自身がトイプードルを飼っていること、そして夫とその躾の方針の違いで揉めた体験談から、男性心理も含めて、そんな夫の厳しい躾けや暴力を自発的にやめさせる方法を記載しています。
ペットに対して友好的ではない夫の特徴
ペットに対して暴力を働いたり、躾が厳しい夫の特徴は以下の様なものが挙げられます。
- ペットに対して可愛がる時はめいいっぱい可愛がってくれる
- しかし、糞尿の片付けは全くしてくれない
- 機嫌が悪い時の「躾」と称した対応は、虐待にしか思えない
こういった夫は「犬もしょせん動物だ!痛みでしか理解できない」という意見を持っている可能性が高く、「犬も家族で、話せばわかる」という考えを持っている方とは根本的な部分で相いれない可能性があるんです。
ペットへの対応が暴力的な夫には不安が募る
また妻側の心理として、そんな暴力的な夫を見ていると
- 「自身に子供ができた後もしつけ・教育で揉めるのでは」
- 「子供に暴力をふるうのでは」
と不安はさらに大きくなっていく事でしょう。
こういった不安が大きくなってくると妻側自身も愛犬に対する態度がきつくなってしまったり、「夫と離婚しよう!」など、ネガティブな考え方に陥りがちです。
ここでは夫の心理を見直し、対策をうって、そういったネガティブな思考から抜け出す事を考えてきましょう。
ペットに暴力的な夫へ「ウィンザー効果」を活用する
「ペットを躾けたい」という気持ちがある以上、夫が全くペットに対して友好的ではなく、嫌っている状況ではありません。
何かを改善したい
という気持ちを持っているという事は「関心がある」という事。好きの反意語は「無関心」ですから、「躾けたい」と考えている夫であれば、その行動を正す余地はあるのです。
夫の「男性心理」を活用する
男性というのは「妻に立てられたい」と思っています。そして分かっていながらも「おだてられる」と気持ちが良くなる生き物です。ですので今回もそういった男性心理を活用してみましょう。
1.夫の行動を否定しない
あなたは夫のペットに対する躾の仕方が嫌で嫌で貯まりませんね。心の底では夫に対して「いい加減にして欲しい、コイツはおかしい!」と思っている事と思います。実は、そういった感情は相手に対して筒抜けです。
妻に良く見られたい夫はそんな妻のネガティブな感情を敏感に察知します。そして「なにくそ!」と反発するんですね。子どもだから。
そして「俺のやり方は正しいんだ!」とますますエスカレートするわけです。悪循環とはまさにこのこと。
ですので、まずは夫へのネガティブな感覚を捨て、夫を立てる事を考えてみましょう。ペットに対する夫のしつけを批判するのではなく、止めながらも
- 「そういったしつけも有効的なのね」
- 「あなたが叱ってくれるおかげで…」
など「夫のしつけを否定することを止める」これが有効です。夫は夫なりに考えている結果であり、そのような夫の価値観をまずは理解する事を心がけましょう。
「理解してくれている」と感ずると、男性も冷静になるんです。
2.ペットの気持ちを間接的に伝える「ウィンザー効果」
もうひとつ、人間は時に、自分が接している相手について「第三者から見聞きした意見」を重大に受け止めます。どういう事かと言うと
妻が直接「あなたが好きよ」
というよりも
君の奥さん、君の事好きだって言ってたよ
と第三者に言われた方が信じたくなるんですね。この記事を読んでいるあなたにも覚えがあるのではないかと思います。これを「ウィンザー効果」と呼びます。
この心理を利用してみましょう。
私の場合はとにかく愛犬は夫が好きで好きでたまらないことをしつこいくらいに夫に伝えました。具体的には、
- 「あなたが寝ている時はいつもそばに寄り添っているのよ」
- 「私の言うことは聞かないのにあなたの言うことは聞くのね」
などです。
夫の出勤前は玄関まで見送るようにしつけましたし、帰宅時は玄関で待たせるようにしてみました。そうする事で半年後には、激しく怒ることもなくなり、今では愛犬の寝ている姿を見ながら「可愛い」「癒される」と穏やかな表情で撫でている時間が格段に増えました。
夫のペットへの対応で悩む奥様へ
飼っているペットが
- 「夫と仲良くしてくれない」
- 「夫としつけの理想が違う」
など、ペットに関する不満を持っている人は少なくないでしょう。そういった場合、ペットを守ろうと夫に攻撃していませんか?
しかし、ペットも夫も大切な家族です。
いくらいけないことをしていたとしても、暴力的な行為を見るのは非常に辛いものがあります。また、どちらも間違っていない内容で口論を続けるのは、終わりが見えず非常に疲れますし、傷ついたりもします。
それらを繋げる事が出来るのは、妻でありペットの親代わりであるあなただけ。「無理だ」と諦めてしまっては、みんなが辛い日常を送ることになってしまいます。大切な命を投げ出してしまう可能性だってあるのです。
諦める前に、手を変え品を変え、あらゆる方法を試してみましょう。夫婦仲、家族仲を上手にコントロールできるのは繊細な感情と温かい母性を持つ女性である妻しかいません。