専業主婦ってワンオペで当たり前なの?
という意見で悩んでいる妻が多くいます。
- 「少しで良いから休みたい」
- 「夫がさっぱり動かない」
- 「でも専業主婦だし、私がやらなきゃ…」
など女性は様々な悩みに晒されていますよね。一昔前であればこういった意見もあったのは事実ですが、今は令和の時代。妻が自分自身の心と体を守るためにも、時代に合った正しい考え方に気づくことから始めなくてはいけません。
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専業主婦のワンオペって当たり前?そんなハズが無い5つの理由!
専業主婦のワンオペは当たり前ではありません。これには当然考え方の整理が必要ですが、これは以下の項目で説明していきます。
それにしても中々ひどい男共の古~い感覚は抜けきらない様です。
ツイッターでいっぱい流れてきたからついチャンネル録画見返しちゃった🤭
「恐らく反感買いました」に笑った😂
こんな夫じゃなくてよかったって改めて自分の夫の良さに気づきました、いい意味でありがとう🙇♀️#ZERO #ワンオペ pic.twitter.com/Ot2z47jyhU
— Sayaka❤️ (@Sayaka_7429) December 13, 2019
1.ワンオペで辛い専業主婦が夫に助けを求めるのは、「圧倒的に当然の権利である」事実
ごくごく基本的な部分に立ち戻って考えてみましょう。
結婚・婚姻とは
「夫婦が幸せになる」が大前提
当然のことですね。
しかし専業主婦だからとワンオペ家事育児で頑張ってしまっている妻は、果たして「幸せ」でしょうか?
- 辛い
- 大変
- 悲しい
こういった感情を抱えている妻は幸せでは無いのではありませんか?つまり、夫婦として幸せに生きていくという当初の「圧倒的当然の目標」が果たせていない事になる訳です。
第七百五十二条 夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。
民法より
幸せではないならば、幸せを求めるのは当然のことではないでしょうか。そして民法第七百五十二条にも定めてある通り、妻は夫に助けを求める事が出来るのです。
たったコレだけの文章でも、「専業主婦のワンオペは当たり前」という考えがいかに歪(いびつ)な状況であるかがお分かり頂けるかと思います。
2.専業主婦に「ワンオペ当たり前」を強いる夫は視野が狭い
妻にワンオペ状態を強いる多くの夫は
「仕事」を家事や育児から切り分けて考える
こういう人がとても多いですね。
「俺は仕事を頑張っているから良いんだ」
こういった時代遅れの台詞を聞くことはありませんか??
「家庭」とは家族全員の人生そのもの。「家庭」という大きいくくりで考えると、「仕事」「家事」「育児」「その他」これらの大変な課題を夫婦でバランスよく解決する事で家族の「人生」そのものが向上していくと考える事が出来るでしょう。
ところが妻にワンオペ状態を強いる夫というのは
「仕事」対「その他全て」
という捉え方をしています。
「仕事」をやる事で、家事や育児からは解放されるという認識を持っているのです。いやいや、そうじゃないでしょ。夫婦は「相互扶助」が基本です。
全部を含めて夫婦二人で頑張ろうよ?
という考えこそが令和の現代社会においては、より「進歩した考え方」だと言えるでしょう。専業主婦だからといって妻にワンオペを強いる夫は仕事にウェイトを置きすぎているんですね。非常に視野が狭いと言えるでしょう。
逆に夫婦で頑張りたいと思っている妻たちの考え方こそが、令和の時代に合ったより先進的な考え方なのです。
3.家庭にも「働き方改革」があってしかるべき。ワークライフバランスを!
働き方改革が叫ばれている昨今ですが、これが適用されるのが「会社だけ」と考えているなら、それはとても視野が狭い考え方です。
働き方改革とは「ワークライフバランス」という基本の考え方に則っています。生活と働く事のバランスをしっかりとって、幸せに生きようという考え方ですね。
では24時間46時中働きっぱなしの専業主婦は「ワークライフバランス」という基本が守られていると言えるでしょうか。
とてもそうとは言えないですね。
令和の時代に合っては家庭においても「働き方改革」を適用し、専業主婦も幸せに生きるという努力をしなくてはいけません。家庭という大きいくくりで考え、夫婦で助け合いながら互いの負担を軽減し、幸せに生きる。
当然の権利なのです。
4.「でも稼いでないから…」は古い考え方
でも「私は稼いでないから…」という専業主婦の声を聴きます。
非常に謙虚というか、厳しい考え方をお持ちの方だと思います。お金という目に見える”成果”が得られない事で自らを追い込んでしまわれる方です。真面目なのでしょう。
しかしこれからの「令和の時代」においてはこういった考え方は少しずつ減らしていかなければなりません。
「専業主婦が稼いでいないからワンオペは当たり前」
と主張する悪辣な夫は論外ですが、自らを「稼いでないから…」と追い込んでしまう思考もこういった夫を生み出す一因になってしまう事を理解しましょう。つまりあまりに謙虚過ぎる姿勢もまた「専業主婦のワンオペは当たり前」という風潮を助長する考え方となってしまうのです。
職に貴賎なし
という言葉はご存知でしょうか。
稼いでないから偉くないのでしょうか。はたまた稼いでいるから偉いのでしょうか。そういう問題ではないはご理解頂けるでしょう。夫婦は金銭、数字などの定量的な話では測り切れない関係があるのです。
専業主婦が働くことで得られる効果は
- 子どもが立派に育つ
- 家族が幸せに生活できる場を提供できる
- 家庭が明るくなる
など金銭では測り切れない莫大な効果が生まれているのです。金銭だけを尺度にしてしまうと、これらのような「見えない効果」を無視する事になってしまいます。視野を広く持ち尺度の幅を広げる事が重要なのです。
5.昔とは違う。「地域の助け合い」が得られない
「俺の母親は独りでやっていた」
という場違いな主張をする夫がいます。
が、これも古い思考でしょう。昔は地域の相互的な助け合いの文化がありました。いわゆる「地域のおばちゃん」などですね。
しかし今は世界の「個人化」が進んでいます。どこかのおばちゃんが子どもに話しかけていれば通報の対象ですらある時代です。SNS等の発展により知識の共有化が進んでいる一方で、令和の時代における「地域の助け合い」という文化は消滅しつつあります。
昔は冷房なしでも大丈夫だった、と言われても現代では通用しない事は明らかでしょう。すなわち
昔は出来てたから今も出来る
という考え方は出来ないのです。時代と共に価値観は移り変わります。こういった時代の流れを敏感に察知し、考え方を機敏に変えていかなくてはならないのです。さもなければ時代に取り残されてしまいます。
俺の母親は独りでやっていた
これがいかに無意味な主張であるかがご理解頂けたでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
「専業主婦がワンオペで当たり前」というのが如何に「時代にそぐわない考え方」という事がご理解頂けましたでしょうか。この記事を読まれた専業主婦の方はもしかしたら追い込まれてしまっているのかも知れません。
今の辛い状況を打破する一助になれば幸いです。