夫婦会議ってご存知でしょうか。
冷静に夫婦で話し合う機会って実はあまりありません。しかしよりよい夫婦生活を目指すためには、こういった機会を設ける事は効果的です。
ここでは夫婦会議が夫婦のコミュニケーションを促進する理由と、効果的な夫婦会議のやり方についてご説明しています。
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喧嘩ばかりの夫婦は夫婦会議で生活を円満にしよう!
結婚生活は必ずしも順調に進むとは限りません。これはどんなに好き合っていても言える事。
なぜなら、人間は二人以上存在する事で、必ず相手との軋轢がどこかで生ずるからです。なんなら『世界中に自分が2人だけ』という状況でも喧嘩は発生するでしょう。
ですから夫婦喧嘩については何ら恥ずかしがる必要はありません。喧嘩をしたことのない夫婦などおりませんから。
ただ、やっぱり家族ですから建設的な話がしたいですよね。喧嘩喧嘩ばかりでは物事は進みませんし、嫌な気分になってしまいますから。
なぜ夫婦喧嘩は起こるか
夫婦喧嘩が起こる原因はそれこそ星の数ほどありますが、根本的なところでは「コミュニケーションの不足」が原因であると言えます。
例えば
- 夫婦での生活時間が違うので中々大事なことを話す時間がないので衝突する
- お互いが推測で相手はこう思っているだろうと分かった気でいてしまう
- 結婚式や新婚旅行など二人で協力しなくてはいけないこと。しかし全然話が進まず、自分ひとりで進めてみるも一人では判断できないことが多く、結局イライラ
- 夫と妻の生活時間帯が違う場合、話す時間を作ろうと思っても寝る前しかなく、寝る前ですとお互い眠くて頭が働かない
- めんどくさくなってしまう
- 疲れている相手に気を使ってしまい、結局話すことができない
などなど。ですから喧嘩を減らして建設的な意見を交換するためには、こういったコミュニケーションの不足を解消すればよい、という事になります。
コミュニケーションの不足には「夫婦会議」がお勧め!
上記のようなこのコミュニケーション不足を補うために「夫婦会議」を開くと良いでしょう。毎月1日は30分お互いに時間を取ること、必要があれば臨時会議を開くことのも良いです。
夫婦会議とはその名の通り、議題を決めて夫婦で話し合う事です。ここでは夫婦会議の具体的なやり方をご説明します。
夫婦会議のやり方のポイント6つをご紹介
1.頻度を決めよう
まずは夫婦会議の頻度を決めましょう!頻度は頻繁過ぎても疲れてしまいますし、やらな過ぎても忘れてしまいます。
月に1~2回程度がお勧めですが、これは夫婦の忙しさも加味して考えてみてください。月に1回くらいでも良いでしょう。2か月に1回ですと、ややマンネリ化や風化する恐れがありますね。
2.時間を決めよう
時間は30分から長くても1時間くらいにしましょう。夫婦会議は論理的な場ですから頻度と同じで、長すぎると疲れます。
話が終わっていなくても、無理に結論をだそうとせず、その場でいったん終了とするのがおすすめ。疲れた頭で無理に考えても良いアイデアは浮かびません。
次回までの宿題としてしっかりと記録して、終えましょう。
3.議題を決めよう
夫婦で議題に沿って意見を募ります。議題は何でもOKで、
- 相手にされて嫌だったこと
- 嬉しかったこと
- 最近の仕事の進捗状況
について等、普段時間がなくて話さないようなことを選択しましょう。
男性はこのように
目的を決める
と話をしてくれやすくなる特性があります。
逆に言えば多くの男性は女性のように「目的無く」「際限なく」話すというのは不得意中の不得意です。本記事を書いている「ねこまる夫」も男の立場ですが、延々続く結論の無い話を聞くのは途轍もない苦痛を伴います笑
ですので「議題」を決めたならば、必ずその議題に沿って話をする事。議題に対して議論が終わればすっぱりと終わる事を心がけましょう。
- あ、やっぱりこれも!
- 実は別の事も気になっていて・・・
など話を逸らすのはNGの中のNGです。
気をつけてください。
4.夫婦会議の進め方
ノートとふせんと書くものを用意して、前回の振り返りから始めます。
この「振り返り」はとても大事です。なんでも議論しっぱなしでは、結局話がもとに戻ってしまいますので、必ず前回の振り返りをする事。そうする事で次回の話も発展性を得る事が出来ます。
このように前回の振り返りを次回に活かすことを
PDCAを回す
と言います。PDCAとはPlan(計画する) Do(実行する) Check(検証する) Act(行動に移す)をまとめた言葉で、ここで言う前回の振り返りと次回の行動はCとAに相当します。このような体系だった動き方は、かならず夫婦生活の改善を引き出します。
次に話し合いの仕方。
相手の言い分をまずは肯定し、「話を聴く」事に集中してください。その後に自分の意見を言わないと、喧嘩になってしまうので冷静に同じ話題をそれぞれの視点から意見しましょう。
この「肯定」が大事。どんなに「なんてクソな意見だコノヤロウ!」「出来る訳ない・・・」と思っても口に出してはいけません。相手を否定すると「否定合戦」になるため不毛な喧嘩に発展します。
「否定しない」は夫婦での絶対ルールとした方が良いでしょう。妻だけがそのつもりでいると、夫はガンガン否定してきます笑。あらかじめ夫に「否定しないようにしようね!喧嘩になるから!」と伝えておいてください。
5.夫婦会議の結論
また議事録はきちんと取る事。議事録とは「誰が」「何を」発言したかをしっかりと記録するという事。議事録を取る理由は後で
- 「私そんな事言ってない!」
- 「俺はそんな事思ってなかった!」
なんて不毛な言い合いを防ぐためですね。人間ですから、次回の夫婦会議までには内容を結構忘れてしまいますからね。
議論の最後には「結論」と「議事録」をお互いに「納得したものである」事を確認しましょう。これがすごく大事。
6.家族会議には「テンプレート」「シート」を使用しよう!
家族会議はノートなどを利用するのも良いですが、なかなか何を書いて良いか分からない!という方はテンプレを使用するのが良いでしょう。
例えば
- 夫婦が本音で話せる魔法のシート「○○家作戦会議」 (内閣府)
- 家族会議議事録シート(brother)
- ゆく年くる年2019「夫婦会議シート」(産後夫婦ナビ)
など色々なテンプレが存在します。自分たちのスタイルに合うもので継続してみましょう。
夫婦会議がもたらす効果2つ
夫婦会議がもたらす効果は絶大です。ここではその効果2つについてご説明しましょう。
1.より前向きな案が生まれる
男女では物事の考え方が基本的に異なります。普段の雑談とは少し雰囲気を変え、論理的に物事を考えてすり合わせる事で、一人で考えていた時では浮かばないような「新たなアイデア」が生まれる可能性があるんです。
このような効果をシナジー効果と言います。分かりやすく言うとwin-winの関係ですね。喧嘩では決して得られない効果です。
2.冷静に話し合う事が出来る
例えば多くの方が経験するであろう「結婚式の打ち合わせでの喧嘩」。
多くの場合
- 妻がやりたいこと
- 夫がやりたいこと
それぞれに考えがあり、必ずしも妻がやりたいこと=夫がやりたいこととはなりません。
しばらく冷戦状態でしたが、改めて話す場を設けてお互いに自分の意見を言ってお互いが納得をして解決しました。
その時に大事なことを話す時は時間と労力が必要で、お互いが言葉足らずな部分があるのでしっかりと共有することが大事だと改めて感じました(Aさん)
夫婦会議ではこのように冷静に意見を出し合う事が可能なのです。
夫婦生活で重要な「コミュニケーション」
夫婦においては何でも困った事は、まずお互いに話すことが重要です。
くだらないことでも愚痴でも、相手が分からない仕事の内情でも気持ちの共有をすることが大事です。たくさん衝突し、これからどうしたらいいかをちゃんと考え話し合えたから今は良好な関係を築けてます。
言ったって仕方がないことなんて何一つないし、今はくだらないことでも将来的にあの時あんなこと言ってたなとか関連する場面がでてくるかもしれないから、小さなことでも話すようにしてみましょう。
お互いが余裕を持つこと!
まずは生活を見直してお互いが余裕をもって話せる時間を作りましょう。それが10分でもいいので同じ話題を冷静な観点で意見交換することが大切です。
夫婦とは言え、言わなければ分からないことはたくさんあります。相手の気持ちを推測するのはやめてしっかり気持ちを聞きましょう。そして同じことをしてほしいと相手に求めましょう。
会議とまではいかなくても、何でも話し合っていれば少しずつ関係は変わっていきます。どうしても時間がなければ交換ノートもいいかもしれないですね。