コロナウィルスの発生からはや数か月が過ぎていますが、ここへきて新たな問題が生まれつつあります。
「コロナ離婚」
という新たな単語が色々なところで徐々に表れ始めているんです。
令和婚からコロナ離婚まで早いな
— あげあげ (@gx2525) March 2, 2020
コロナ自体の危険性も注意すべきですが、夫婦の関係性に打撃を与えるのが
- 「対コロナ政策による家庭への負担」
- 「危機管理への夫婦の価値観の違い」
などなど。令和婚から始まり、コロナ離婚で終わらないように意識を高めていく必要があると言えるでしょう。
Contents
【コロナ離婚】を引き起こさない!夫との4つの損しない過ごし方
新型コロナが猛威を振るう中で、夫婦喧嘩が確実に増えている昨今。そこから「離婚」を引き起こさないようにしなければなりません。
1.夫の危機管理能力を向上させる
コロナについては特に子育て中のママさんも過敏になっているでしょう。
しかし政府は早い段階で休校・リモートワークや通勤時間ずらしたりなど企業に要請しなかった。日々いつも通りに出勤するパパ達。そのうえ危機管理能力がないとなると、ママさんたちは本当に腹が立ったでしょうし、夫に対して不信感を抱いたことでしょう。
もし今後夫から感染し家族に移ったら、「きちんと手を洗っていればこんなことにはならなかったのに…」と一生恨んで、あげくのはてに離婚もありえそうな気がします。 (主婦)
これほどいろいろなイベントが自粛になっているというのに友人との飲み会や遊ぶ予定(大きめのイベント)をなかなかキャンセルしてくれずこの人本当に私の体を心配してくれているのだろうか?と思うことはあります。 (主婦)
概して女性は男性よりも危機管理能力のレベルが高いと言われています。
これは家庭においては未だに女性の方が「弱者」である子どもと接する機会が多く、子どもを守るためにアレコレと思考を働かせるため、危機管理能力がしっかり養われるのが原因だと言えるでしょう。
以上のように特にコロナ騒動のような異常事態においては、夫の危機管理能力の向上が欠かせません。しかしこの能力は簡単に向上できるのか?と心配になっている方もいらっしゃるでしょう。
でもそこは大丈夫。
危機管理能力というのは先天的な能力ではありません。これは訓練によって養われる後天的な能力です。
- 危機管理能力とは何か?
- 危険を想定する力を伸ばす方法
こういった事にピンと来ていない方は、下記の記事を参照してみて下さい。
2.異常対応能力を向上させる
危機管理能力とは主に「防災」の面に役立つ能力です。災害を「起こさないためにはどうするか」という事を考える能力ですね。ではもし災害が「起こってしまったら」どうすべきか?というのは別に考えなくてはならない事。
このような段階で求められる能力を
異常対応能力
と言います。
非常事態での行動や考え方というのは、普段以上に夫婦の絆が試されるタイミングだと言えます。
例えば今回のコロナ騒動では学校が全国で一斉に休校になるというのは異常な状況になっていますね。それくらい大変な事態にもかかわらず、他人事でいる夫というのは妻に「思いやりのない人なのかな」とガッカリさせてしまいます。
これは、妻が夫を
この先更なる緊急事態が起こった時も他人事で済ますような人
と感じてしまうからですね。
非常事態だからこそその人の本質がみえてくるもの。ガッカリしないためにも、「非常事態になったら、お互いがどのように行動するか」を平時から話し合って決めておくことが不可欠です。
例えば「夫がコロナに掛かってしまったら」の例を取ると
- かかりつけの医者を探しておく
- 子どもの疎開先を見つけておく
- 妻は子どもと疎開するか夫の面倒を見るかを決めておく
- 夫の会社への連絡先は分かっているか?
- 家の消毒はどうするか
などなど、やる事は山盛りです。
これを全く何も考えずに、いざ実際に「夫がコロナに掛かってしまったら」パニックに陥る訳です。このように異常事態が起こってしまったらを仮定し、その被害を最小限に抑えるためにどうするべきかを考える能力を異常対応能力と言います。
この力の向上を考えるには、上記のように「やるべき事」を常日頃からやっておくことが近道。あらかじめやっておくのと、放置しておくのでは全く人生が変わって来てしまいますので注意が必要です。
3.普段から冷静に言い合える環境を整えておく
夫婦の離婚理由の「性格が合わない」というものです。
H11年:司法統計からみた離婚(厚生労働省)
一般論的に言っても、夫婦というのは究極的には「赤の他人」だと言えます。そして価値観が全く同じ人間というのはおりません。したがい「相手が気に入らないから」という理由でばかり離婚を繰り返していると、いつまでたっても「幸せな結婚生活」を手に入れる事は出来ないのです。
こと現代においては「多様性(ダイバーシティ)」が訴えられている時代。多様性とは「他の価値観を受け入れる事で、お互いが成長していく」という考え方です。 「みんな違って、みんな良い」という事ですね。多様性を受け入れられない価値観を振りかざしてしまっては、他から置いてきぼりを食らってしまう事も大いにあり得るでしょう。
このような状況ですから、価値観が合わないケースがあったとしても、まず最初は「冷静に話し合う」という習慣を常日頃から身に付けておくことが必要です。そういった事を習慣化する事で、離婚の確率を下げる事が出来るからです。
自分の常識は世界の非常識です。
情報をすぐに信じて、政府がこう言うから正しい。ツイッターが正しい。ブログが正しい。そうではなくて、権威ある医学者が発言していることを調べ、自分自身の頭で正しいことを考え、夫婦はそれを共有し、夫と議論を交わす。そして互いの意見を認め合う。
それが何より大切なスタンスだと言えるでしょう。
4.ガス抜きをしよう
学校が休校になり共働きの家庭は特にですが、夫婦で協力できる家庭と、意見の食い違いなどから夫婦仲に亀裂が入る家庭に分かれるでしょう。
共働きでない家庭ですら険悪になるくらいですから共働きの家庭においては休校中の子供の世話で揉めるなど、鬱憤はたまっているかもしれません。今回学校関係が長期で休みになる事によってお子さんがおられる家庭の特に妻に負担がかかるでしょう。
- 仕事を休まなければならない
- 三食用意しなければならない
- 子供の相手を1人でしなければならない
- 買い物に行っても色々品薄で困る
また今まで溜まってきたものがコロナをトリガーにして爆発してしまう事があるかもしれません。
そういった事を防ぐためには、時間が無い中でも意図して「ガス抜き」をしなくてはなりません。なかなか外出も難しくなって来ている中ではありますが、趣味や息抜きの時間を見つけ、心を休めるように心がけましょう。
いかがでしたでしょうか。
非常事態ではありますが、こういった中だからこそ夫婦の絆はしっかりと保ちたいもの。イライラせずに冷静な気持ちを保てるように、環境作りから進めていきましょう。