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ライフスタイルと夫

夫が冷房を付け過ぎる科学的理由と夫婦で良い温度を保つ4つの工夫!

男女では体温の違いがあることから、二人に丁度良い空調状態を維持することは難しい事です。夫が冷房付けすぎて辛いというのは女性にとって真剣な問題。ぜひ配慮ある生活を送りたいものですね。

なぜ夫は暑がりなのか?男女の性差を理解しよう!

1.皮膚感覚は性差がある

経験的にも分かっている話ですが、皮膚感覚には性差がありますので、男女で暑さ・寒さに対する耐性が違います。

これは学術的にも論文になっており、日本生理人類学会誌にも研究成果が掲載されています(参考:日本生理人類学会誌 Vol.21,No.4  2016, 11 141-150)。

2.女性は皮膚が寒さに敏感

実は男女の皮膚感覚というのは異なります。肌の表面には冷たさを感じる受容体というものが存在しますが、この存在量が男女で異なるために、女性はより”冷たい”に敏感であることが研究によって明らかにされています。

体表面積あたりのプローブ 面積の大きさを男性と女性で比較すると、刺激面積は相対的に男性より女性のほうが大きくなる。

温・冷受容器の数が男性と女性で同じであるとすると、同じプ ローブ面積に存在する受容器の数は女性の方が多いと考えられる。そのため、男性より女性で皮膚温度感受性が敏感になった可能性もある。

月経周期による女性の皮膚温度感受性の変化および空調環境への応用」より引用

また女性は月経周期が皮膚感覚に影響を与える事も可能性があります。

月経周期を含む皮膚温度感受性に関しては、黄体期において冷覚感受性が鈍感になることが示唆された。また、冷覚熱流束差とプロゲステロンとの有意な正の相関関係が認められ、プロゲステロン濃度が高いほど冷覚感受性が鈍感になることがわかった。

よって、黄体期においてプロゲステロンが冷覚感受性に影響を与 えている可能性が示唆された。

月経周期による女性の皮膚温度感受性の変化および空調環境への応用」より引用

 

3.夫のエアコン設定温度が低すぎる事への不満がたまる

こういう状況ですから、多くの妻が夫に対して悩んでいるであろうことが、「夫がエアコンの温度を低く設定しすぎて寒いこと」です。

妻から見れば「夫はとても暑がり」です。早い年だと、5月の後半くらいから冷房をかけ始めます。妻はこの冷房の風がとても苦手で、しばらく風に当たっていると凍えてしまいます。

少し温度を上げると、暑いと言ってまた下げられてしまうでしょう。特に、寝るときはエアコンに加え扇風機も強でかけるので、寒くて眠れないという日もあり、とても不満を感じるでしょう。

真夏は設定温度が23℃くらいになり、妻である貴方にとっては極寒の室内です。

4.妻が「寒い」時に夫は「暑い」と思っている

ある夏の日、寝室があまりにも寒くて眠れなかった妻は、夫が寝ているのを横目に見ながら、エアコンを消して寝ます。すると次の日の朝、夫から大ブーイングを受けてしまうのです。

妻がエアコンを消してから30分後くらいに暑すぎて目が覚める夫。そこから全く眠れなくて、睡眠不足だと言われてしまいます。

こうなると夫の快適な睡眠を奪ってしまったことに対して、申し訳ない気持ちや、自分が寒すぎる思いをしている事に対してストレスもあるでしょう。

 

夫婦で良い温度を保つ4つの工夫

1.男女の冷感覚の性差を理解しよう

男女は違う生き物です。

当たり前かもしれませんが、そのように考えると「どうしようもない」事だと諦めが付きませんか?そもそもなぜあなたはイライラしているのでしょうか?

  • 「寒くて不快だからイライラしている?」
  • 「夫が配慮してくれないからイライラしている?」

男女の性差が理解出来れば、「夫が配慮してくれないからイライラ」する事は無くなるでしょう。夫は暑いからクーラーをつけているのに過ぎないんです。決してあなたに嫌がらせを使用としているのではありません。

まずはそこを明確にしてみましょう。

2.暑さと寒さへの対策の取りやすさを考える

寒さを我慢する事と、暑さを我慢する事では、暑さを我慢する事の方がややリスクが高いと言えます。具体的には暑い人に我慢をさせてしまうと、熱中症のリスクが高まります。

また暑さと寒さの対策の取りやすさで言えば、寒さへの対策の方が取りやすいと言えるかもしれません。なにしろ寒い場合は着こめばOKですが、暑い場合は脱ぐにしても限度があります。

ですので、温度調整という面ではまず妻がで何か対策できないかと考えるようにしてみましょう。夫への不満を表明しても問題は解決しません。暑がりは変えることができないので諦め、どうしたら自分が寒くならずに過ごすことができるかを考える事が建設的です。

エアコンの温度を下げることによる電気代も気になってはいましたが、夫が具合を悪くしては元も子もないので、必要経費だから仕方ないと割り切って考えるようにしてみましょう。

3.寒さをしのぐ方法を考える

自分がなぜ寒いのか考えたときに、「夏の暑い日に着るような恰好をしているのがいけないのかもしれない」と考えてみると良いでしょう。寒がりな人は冷房の効いた部屋で半袖を着ていては、寒く感じるのは当たり前です。

夏だからといって、夏物を着なくてはいけないということもありません。自宅での服装など、いろいろなことを見直してみる事をお勧めします。

  • 家にいるときは、冬物の部屋着を着る冬用のもこもこしたスリッパを履く
  • 温かい飲み物を飲む
  • 寝るときは羽毛布団と毛布で武装
  • レンジでチンして使うゆたんぽを使う

などです。

寒い冬にする対策と同じ対応を、エアコンの効いた室内でやるだけです。

4.ストレスの原因は寒さを「我慢」したことだと理解する

ストレスの原因は、寒さを「我慢」していたことだという事なんです。物事の本質を考えてみれば、夫は関係ないとも言えますね。自らが動き出すだけで解決できることもあるんです。

冬のように暖かい恰好をすることで、寒さを我慢することがなくなります。

寒いと感じないので、ストレスもなく、夫も快適に過ごせるので、エアコンの温度設定で悩んだり、お互いの意見を言い合ったりすることがなくなるでしょう。

夫も私が異様に厚着をし始めたことに気付き、「ごめん寒いよね。でもありがとう。」と感謝してくれるようになるケースもあります。こうなれれば夫とより仲良くなれたように感じますし、嬉しいですよね。

 

夫が冷房を付けすぎることで悩んでいる女性へ

夫の暑がりは、夫の意志ではどうすることもできないことだと理解し、自分にとって無理なく合わせるようにする柔軟な思考が大切です。

言ってみれば妻の寒がりも、妻自身ではどうすることもできません。どちらにとっても、我慢はストレスの元だということを理解しましょう。

ただ、暑さよりも、寒さの方が対策がしやすいのも事実です。厚着をすることで、肌に直接冷気が当たらないようにするだけで、驚くほど体感温度が変わります。

もし、これを読んでいるあなたが旦那さんとの体感温度の違いに悩んでいるのであれば、厚着作戦を試してみてはいかがでしょうか?言い争いをして心を痛めるくらいなら、ずっと平和な方法だと私は思います。